教育⽂化学コース
岡邊 健(おかべ たけし)教授
教育社会学:非行と逸脱の社会学・犯罪学
犯罪や少年非行について、社会学的観点から研究している。近年取り組んでいるのは、①非行からの離脱(desistance)のプロセスに関する研究、②非行の原因・要因に関する国際比較を含む研究、③一般市民の法意識に関する研究などである。著書に『犯罪・非行からの離脱(デジスタンス)』(編著、ちとせプレス、2021年)、『犯罪・非行の社会学〔補訂版〕』(編著、有斐閣、2020年)、『犯罪学リテラシー』(共著、法律文化社、2017年)、『現代日本の少年非行』(現代人文社、2013年)どがある。
福間 良明(ふくま よしあき)教授
教育社会学:歴史社会学・メディア史
主な関心は、(1)「戦争の記憶」は戦後、なぜ、どのように変容したのか、(2)戦後の格差と教養への憧憬はなぜ、どのように結びつき、また乖離したのか、といったところです。これらの問題関心のもとで、戦争映画、戦後思想、歴史小説、勤労青年文化、中年文化等々を、社会学、歴史学、教育史、労働史なども絡めながら研究しています。主著は、『「戦争体験」の戦後史』(中公新書)、『「働く青年」と教養の戦後史:人生雑誌と読者のゆくえ』(筑摩選書、サントリー学芸賞)、『「勤労青年」の教養文化史』(岩波新書)、『司馬遼太郎の時代』(中公新書)など。
竹内 里欧(たけうち りお)准教授
教育社会学:文化社会学・歴史社会学
①ナショナリズムと「文明化」の相克・融和のメカニズム: 近代国民国家において「真に文明化された理想的自己像」のイメージ形成をめぐっておこった現象にいかなる特徴があるかについて、比較の視点を交えつつ、歴史社会学的分析を行っている。②子供と家族をめぐる文化:大正・昭和初期都市新中間層と児童文学の関係について、文化社会学的分析をすすめている。成果としては、『夜更かしの社会史――安眠と不眠の日本近現代――』(共著、吉川弘文館、2024年)、『昭和史講義【戦後文化篇】(下)』(共著、筑摩書房、2022年)、『教職教養講座 第12巻 社会と教育』(共著、協同出版、2018年)、『岩波講座 現代 第8巻 学習する社会の明日』(共著、岩波書店、2016年)、『The East and the Idea of Europe』(共著、Cambridge Scholars Publishing、2010年)などがある。
福井 佑介(ふくい ゆうすけ)准教授
図書館情報学:図書館史、図書館思想、図書館制度論
図書館の在り方や資料・情報の取り扱いに関する思想や制度について、歴史的・法的な視座から研究を進めている。具体的な研究テーマは次に示す通りである。①図書館界の自律的規範の生成と展開、②戦後図書館史の実証的研究、③論争的な図書をめぐる社会的な規範や価値観の対立。主要業績:『図書館の社会的責任と中立性』(松籟社、2022年)、『図書館研究の回顧と展望』(共編著、松籟社、2020年)『図書館の倫理的価値「知る自由」の歴史的展開』(松籟社、2015年、日本図書館情報学会賞)など。
藤間 公太(とうま こうた)准教授
教育社会学:家族社会学、福祉社会学
子どものケアをめぐる政策が顕在的、潜在的に想定している家族主義を問題化し、どのようにケアの責任や負担を社会で分担するのが公正なあり方なのかを考えている。近年取り組んでいるのは、児童虐待相談記録の分析を通じた養育困難の背景についての研究、社会的養護の体制についての日本とイタリアの比較研究などである。著書に『代替養育の社会学』(単著、晃洋書房)、『児童相談所の役割と課題』(監修著、東京大学出版会)などがある。

