CLOSE
EN

在校生・卒業生

目的とポリシー(教育学研究科)
イメージ

教育学研究科のアドミッション・ポリシー

本研究科は、教育と人間に関わる多様な事象を対象とした諸科学を考究することにより、理論と実践とを結びつけた心、人間、社会についての専門的に高度な識見並びに卓越した研究能力を養成し、さらに、広い視野と異質なものへの理解、責任感と高い倫理性、多面的・総合的な思考力と批判的判断力を形成し、人間らしさを擁護し促進する態度を啓培することで、多様な人々との協働によって地球社会の調和ある共存に貢献できる高度な専門能力をもつ人材の育成を目的としています。
以上の目的を理解し、本研究科での学修を希望する者に対して、入学者選抜においては、以下の点を評価します。

  1. 教育学・心理学分野の研究に必要な学力を有していること
  2. 多面的・総合的な思考力と批判的判断力、専門的コミュニケーション能力を有していること
  3. 学んだ専門分野を活かして将来国内外の問題解決に貢献しようとする意欲と、多様な人びととコミュニケーションをとる能力を有していること

より具体的には、課程別に下記のような入学者選抜を行います。

修士課程

上記のポリシーを実現するため、本研究科修士課程では外国語や教育学・心理学関連の専門知識を評価する筆記試験を第一次試験、研究経過報告書及び研究計画書等に基づく口頭試験を第二次試験とした2段階選抜を行い、これらの結果を統合した入学者選抜を実施します。「研究者養成プログラム、外国人留学生特別選抜」においては、研究経過報告書及び研究計画書等に基づく書類審査を第一次試験、教育学・心理学関連の専門知識を評価する筆記試験及び提出論文の評価とこれに関連した口頭試問を第二次試験とした2段階選抜の入学者選抜を実施します。また、2年以上の在職経験あるいは社会的活動経験等を有する社会人で幅広い知識と柔軟な視野、確かな実践的指導力を有する高い水準の教育関係専門家を目指す者を対象とした「教育実践指導者養成プログラム」においては、研究経過報告書に代えて経歴報告書の提出を求めるとともに、提出書類を丁寧に評価する入学者選抜を実施します。

博士後期課程

上記のポリシーを実現するため、本研究科博士後期課程では外国語や教育学・心理学関連の専門知識を評価する筆記試験を第一次試験、提出論文の評価及びこれに関連した口頭試験を第二次試験とした2段階選抜の入学者選抜を実施します。また、心理臨床の実務経験を基礎にし、同時に心理臨床学研究にも精通することを目指す臨床心理士有資格者を対象とした「臨床実践指導者養成プログラム」においては、臨床実践に関わる経歴と論文を重視した入学者選抜を実施します。

教育学研究科のカリキュラム・ポリシー

本研究科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる目標を達成するために、多様かつ調和のとれた教育体系のもと、学生の自発的な研究活動を支援し、理論と実践とを融合し、学際的・国際的なフィールド経験を重視した教育を実施することを基本方針としています。

なお、カリキュラム・ポリシーで示す教育課程については、コースツリーやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示しています。また、各科目の学修成果は、定期試験、レポート、授業中の小テストや発表などの平常点で評価することとし、その評価方法については、授業内容の詳細とあわせてシラバスにおいて科目ごとに明示しています。

修士課程においては、1)専門分野に関わる研究、特論、講読演習、課題演習の科目を履修させ、専門的知識・能力を高め、2)学生1名に教員2名の指導体制に基づき、修士論文を作成させ、研究遂行力、論理的・批判的思考力、専門的コミュニケーション能力、幅広い専門知識等に加え研究への責任感と高い倫理性を修得させるよう指導を行います。

博士後期課程においては、上記の能力をさらに深化させ、国際的に活躍できることも視野に入れて、自立した専門分野の研究者及び指導的人材を育成するために、以下のように学修研究の指導を行うこととします。1)各年次の開始時にその年度において学修及び研究しようとする計画を「年次研究計画書」として届出させ、指導教員により指導を行います。2)年度終わりまでに、その年度において学修研究した内容と成果、並びにそれについての反省及び今後の見通しを「年次研究結果報告書」として提出させ、各年次の研究指導認定を行います。3)所定の年限在学し、研究指導を受け、博士論文を提出し、審査及び試験に合格して、学位を取得できるよう指導を行います。なお、臨床実践指導者養成コースにおいては、所定の科目等を履修し、所定の数の単位を修得することを必要としています。

また、修士課程、博士後期課程では、各自の状況に基づき、適宜、海外留学、TA・RAへの従事、学会報告、論文投稿、研究費申請などに関する指導を行います。

教育学研究科のディプロマ・ポリシー

【平成30年度以降】

本研究科は、教育と人間に関わる多様な事象を対象とした諸科学を考究することにより、理論と実践を結びつけた心、人間、社会についての専門的に高度な識見並びに卓越した研究能力を養成し、さらに広い視野と異質なものへの理解、多面的・総合的な思考力と批判的判断力を形成し、責任感と高い倫理性をもって人間らしさを擁護し促進する態度を啓培することで、多様な人々との協働によって地球社会の調和ある共存に貢献できる高度な専門能力をもつ人材の育成を目的としています。

教育学環専攻として養成すべき人材と、課程修了及び学位授与の基準を課程別に示すと以下の通りです。

教育学環専攻

「人間とは何か、人間にとっての教育とは何か」を、それぞれの専門領域を基本としつつ学際的に、また心、人間、社会をつなぐ「科学知」と、社会における「実践知」を融合させて探究することで、「実践的叡智“フロネシス”」を身につけた、国際水準の研究者や実践的指導者、または未来の教育をデザインしうる教育イノベーターとして国内外で活躍できる人材を育成します。

修士課程

  1. 本研究科の教育目的に沿って設定された授業科目を履修し、所定の数の単位を修得し、修士論文の審査及び試験に合格することが、修士の学位授与の必要要件です。単位を修得すべき授業科目の中には、講義、演習、実習、実験、フィールドワークが含まれます。
  2. 1で示した要件を満たすことを通して、本研究科の教育目的すなわち、理論と実践とを結びつけた心、人間、社会についての高度な専門的識見並びに卓越した研究能力、広い視野と異質なものへの理解、多面的・総合的な思考力と批判的判断力、人間らしさを擁護し促進する態度並びに研究倫理観が、研究成果として実現されているかどうか、さらにその結果として、研究を踏まえ修得した高度な専門的識見、能力をもって社会のさまざまな分野において実践的に活躍できうる人材となっているか、または、さらにより専門的かつ高度な研究者を目指すことができうる能力を備えた人材となっているかどうかが、課程修了の実質的な目安となります。

    (学位授与基準)修士論文は、その論文が教育学分野における学術的意義、新規性等を有しているかどうか、並びに学位申請者が研究遂行力、論理的・批判的思考力、専門的コミュニケーション能力、関連する幅広い専門的識見、学術研究における倫理性等を有しているかどうかを基に審査します。

博士後期課程

各自の研究・学修活動を通して、本研究科の教育目的すなわち、理論と実践とを結びつけた心、人間、社会についての専門的に高度な識見並びに卓越性と独創性を発揮しうる研究能力、広い視野と異質なものへの理解、多面的・総合的な思考力と批判的判断力、人間らしさを擁護し促進する態度が研究成果として実現されているかどうか、さらにはその成果として、それぞれの分野において高度な専門的識見や分析能力等を兼ね備え自立した研究者として貢献できる人材、または指導的役割を担うことができる人材となっているかどうかが、課程修了の実質的な目安となります。その際、臨床実践指導者養成プログラムにおいては、目的に沿って設定された授業科目を履修して所定の数の単位を修得することが必要です。

(学位授与基準)博士論文は、その論文が教育学分野における学術的意義、独創性等を有しているか、並びに学位申請者が研究に関する企画及び遂行の能力、論理的・批判的思考力、専門的コミュニケーション能力、関連する高度で幅広い専門的識見、学術研究における高い倫理性等を有しているかどうかを基に審査します。

【平成29年度以前】

本研究科は、教育と人間に関わる多様な事象を対象とした諸科学を考究することにより、理論と実践を結びつけた心、人間、社会についての専門的に高度な識見並びに卓越した研究能力を養成し、さらに広い視野と異質なものへの理解、多面的・総合的な思考力と批判的判断力を形成し、人間らしさを擁護し促進する態度を啓培することで、地球社会の調和ある共存に貢献できる高度な専門能力をもつ人材の育成を目的としています。養成すべき人材と、課程修了及び学位授与の基準を専攻別、課程別に示すと以下の通りです。

教育科学専攻

教育の原理や歴史、人間の生涯発達・学習の過程、それらを促進するための教育方法・学習環境のありかた、時間的及び空間的な広がりを視野に入れた教育システムなどについて、諸科学からアプローチすることで、理論と実践とを融合し現代教育の諸問題を学際的・国際的に研究することのできる専門的に高度な識見と研究能力を養成し、教育の改革・改善に寄与することができる人材を育成します。

臨床教育学専攻

心と人間の課題に関わる諸科学を学び、人間存在や人間関係についての専門的に高度な識見と研究能力を養成することで、教育の個別性を重視し、個人が生き、悩む臨床の場の中で問題の解決に当たり、そこから教育の再構築を図ることができ、さらに心理臨床や教育実践に理論的かつ実践的に寄与することができる人材を育成します。

修士課程

  1. 本研究科の教育目的に沿って設定された授業科目を履修し、所定の数の単位を修得し、修士論文の審査及び試験に合格することが、修士の学位授与の必要要件です。単位を修得すべき授業科目の中には、講義、演習、実習、実験、フィールドワークが含まれます。
  2. 1で示した要件を満たすことを通して、本研究科の教育目的すなわち、理論と実践とを結びつけた心、人間、社会についての高度な専門的識見並びに卓越した研究能力、広い視野と異質なものへの理解、多面的・総合的な思考力と批判的判断力、人間らしさを擁護し促進する態度並びに研究倫理観が、研究成果として実現されているかどうか、さらにその結果として、研究を踏まえ修得した高度な専門的識見、能力をもって社会のさまざまな分野において実践的に活躍できうる人材となっているか、または、さらにより専門的かつ高度な研究者を目指すことができうる能力を備えた人材となっているかどうかが、課程修了の実質的な目安となります。

    (学位授与基準)修士論文は、その論文が教育学分野における学術的意義、新規性等を有しているかどうか、並びに学位申請者が研究遂行力、論理的・批判的思考力、専門的コミュニケーション能力、関連する幅広い専門的識見、学術研究における倫理性等を有しているかどうかを基に審査します。

博士後期課程

各自の研究・学修活動を通して、本研究科の教育目的すなわち、理論と実践とを結びつけた心、人間、社会についての専門的に高度な識見並びに卓越性と独創性を発揮しうる研究能力、広い視野と異質なものへの理解、多面的・総合的な思考力と批判的判断力、人間らしさを擁護し促進する態度が研究成果として実現されているかどうか、さらにはその成果として、それぞれの分野において高度な専門的識見や分析能力等を兼ね備え自立した研究者として貢献できる人材、または指導的役割を担うことができる人材となっているかどうかが、課程修了の実質的な目安となります。

(学位授与基準)博士論文は、その論文が教育学分野における学術的意義、独創性等を有しているか、並びに学位申請者が研究に関する企画及び遂行の能力、論理的・批判的思考力、専門的コミュニケーション能力、関連する高度で幅広い専門的識見、学術研究における高い倫理性等を有しているかどうかを基に審査します