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大学院受験生・
研究者の方へ

教育⽂化学コース
  1. 文化社会学・歴史社会学分野 家庭・学校・メディア空間の中で、子どもや若者をめぐる文化や教育がどのように存在し、また変化しているか、さまざまな教育現象を通して文化社会学的・歴史社会学的方法から解明している。社会化、感情、相互行為等の理論的検討から学生文化、教養、マナー、学校問題、文化格差等の実証研究も行っている。
  2. 社会調査・経験社会学分野 社会調査データの収集・整理・分析を基本とした経験社会学的手法を用いて、日本社会のみならず国際社会の変化と教育現象との関係を研究している。いじめをはじめとする学校内外の青少年問題・逸脱現象の態様と生起メカニズム、生育環境と犯罪・非行キャリアの関連、社会階層と教育、教育と職業キャリアが主なテーマである。
  3. メディア文化論・図書館情報学分野 メディア社会とも情報社会ともいわれる現在,情報リテラシーは生涯学習社会の基盤である。メディア現象から社会と文化を読み解くメディア文化論は、世論を生み出す社会空間における多様なメディアの影響を時系列的に分析する研究を行っている。図書館情報学は、情報の生成や流通、消費を広範囲に扱う学問領域である。特に歴史の視座から、図書館現象を支える思想や規範、制度論、読書のあり方に関する研究を行っている。

教員紹介

佐藤 卓己(さとう たくみ)教授

メディア文化学:メディア史・広報学・社会教育学

公共空間におけるメディアの機能変化を歴史的に研究している。現在進行中の主な研究対象は、①政治プロパガンダの比較研究、②世論調査報道と合意形成メカニズムの分析、③青年文化と教養の変容、④うわさや流言など「あいまい情報」のメディア史など。 主要業績:『「キング」の時代―国民的大衆雑誌の公共性』(岩波書店、サントリー学芸賞)、『言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家』(中公新書・吉田茂賞)、『テレビ的教養―一億総博知化の系譜』(NTT出版)、『輿論と世論―日本的民意の系譜学』(新潮選書)、『「図書」のメディア史―教養主義の広報戦略』(岩波書店)、『青年の主張:まなざしのメディア史』(河出ブックス)など。

岡邊 健(おかべ たけし)教授

教育社会学:逸脱研究・犯罪社会学

犯罪や少年非行について、社会学的観点から研究している。近年取り組んでいるのは、①非行からの離脱(desistance)のプロセスに関する研究、②非行の原因・要因に関する国際比較を含む研究、③一般市民の法意識に関する研究、④警察官による市民接触行動の規定要因とインパクトに関する研究などである。著書に『犯罪・非行の社会学〔補訂版〕』(編著、2020年、有斐閣)、『犯罪学リテラシー』(共著、2017年、法律文化社)、『現代日本の少年非行』(2013年、現代人文社)などがある。

竹内 里欧(たけうち りお)准教授

教育社会学:文化社会学・歴史社会学

①ナショナリズムと「文明化」の相克・融和のメカニズム:近代国民国家において「真に文明化された理想的自己像」のイメージ形成をめぐっておこった現象にいかなる特徴があるかについて、比較の視点を交えつつ、歴史社会学的分析を行っている。 ②子供と家族をめぐる文化:大正・昭和初期都市新中間層と児童文学の関係について、文化社会学的分析をすすめている。

福井 佑介(ふくい ゆうすけ)准教授

図書館情報学:図書館史、図書館思想、図書館制度論

図書館はどうあるべきか、という言説を含め、情報や資料の取り扱いに関する思想や制度に焦点を当てて研究を行っている。そこでは、現在の議論を相対化させるために、歴史的な方法論を採用している。具体的な研究テーマは次に示す通りである。①図書館界の自律的規範の生成過程、②日米の図書館裁判にみられる法的判断と図書館思想との比較検討、③戦後図書館界の歴史的展開に関する実証的研究。 主要業績:『図書館の倫理的価値「知る自由」の歴史的展開』(松籟社、日本図書館情報学会賞)、「図書館の倫理的価値の展開と限界」『図書館界』64巻6号(日本図書館研究会「2013年度図書館研究奨励賞」受賞)など。