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ミニ・シンポジウム 「メディア専門職の理想と実像―ジャーナリスト教育の日英比較から」

2019.01.17

  • 一般の皆様へ

教育学研究科教育社会学講座・メディア文化論研究室では、2019年1月13日(日)14時から17時25分まで、京都大学教育学部第一会議室で上記のミニ・シンポジウムを開催しました。

 本イベントは、河崎吉紀(同志社大学大学院教授)の『ジャーナリストの誕生―日本が理想としたイギリスの実像』(岩波書店2018年)が刊行されたことを契機として、研究者、院生・学生、ジャーナリスト、一般を対象にメディア文化学およびジャーナリズム研究の最新の成果を報告・検討することを目的に開催されました。指定討論者としては、イギリス・メディア史が専門の飯塚浩一氏(東海大学文学部広報メディア学科教授)、さらに日本メディア史を専門とする松尾理也氏(大阪芸術大学短期大学部)が報告し、著者である河崎吉紀が応答しました。その後、佐藤卓己の司会により、パネル討議、さらに会場討議によって、ジャーナリスト教育のあり方をめぐるメディア研究の可能性が多様な角度から議論されました。伝統的に“ジャーナリズムの本場”といわれてきたイギリスにおけるジャーナリスト養成の歴史や資格化の試みと挫折を分析することで、ジャーナリズム教育を発展させる上で重要な視座を得ることができました。

 当日は、ジャーナリスト(読売テレビ、産経新聞、スマートニュース研究所所長、元NHK記者ほか)ほか一般市民、本学院生、大阪大学、同志社大学、成城大学、東京経済大学などジャーナリズム教育を担当する教員など25名が参加し、盛会のうちに終了しました。

趣旨説明する佐藤卓己

パネルディスカッションの様子