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教育学研究科セミナー「困難を抱えた若者に教育ができること」

2019.01.17

  • 一般の皆様へ

教育学研究科では、2018年12月6日(木曜日)、教育学部本館第一会議室にて教育学研究科セミナー「困難を抱えた若者に教育ができること」を開催しました。

本セミナーは、通信制高校に在籍する高校生などに対するキャリア教育事業に携わる認定NPO法人「D×P(ディーピー)」の創設者で理事長の今井紀明氏による話題提供に基づいて、不登校経験、貧困などの困難を抱えた現代の若者について理解し、そのような若者に対して教育ができることについて考える契機とすることを目的として開催されました。主な対象は学生、院生、教員でした。

「D×P」の展開する対話型のキャリア教育は、関西を中心に教育関係者の注目を集めており、現在では、大阪府内の定時制高校の4割以上と提携するにまで至っているとのことでした。氏の熱意あふれるプレゼンテーションに、参加者は一様に引き込まれ、プレゼンテーション後の質疑応答・ディスカッションも盛り上がりを見せました。

質疑応答のなかで、「今の学校に求められることは?」との問いに、今井氏が「もっと外部の力を頼ったほうがよい」「学校内のICT化などを進めて、先生方の負担を減らせば、先生方がもう少し働きやすくなるのでは」と回答されていたのが印象的でした。

参加者は、教員が7名、大学院生5名、その他一般が1名で、盛会のうちに終了しました。

講演する今井氏

ディスカッションの様子