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高大連携 滋賀県立膳所高等学校 特別授業「リスク認知の心理学」

2019.01.17

  • 一般の皆様へ

教育学研究科教育認知心理学講座では、2018年11月30日(金曜日)に滋賀県立膳所高等学校の生徒28名(加えて教員2名)に対し、講義「リスク認知の心理学」を提供しました(講師:教授・楠見 孝)。

 

講義では、心理学全体の内容や目的について概説したあと、人はリスクをどのように認識して、対処しているのか、マスメディアの情報や確率や図表の理解の仕方はどのように影響するのか、心理学の実験や調査、福島原発事故の事例に基づいて講義しました。また、生徒の皆さんには簡単なリスク認知実験を体験してもらいました。最後に現在の高校の学習のなかにある心理学のトピックに触れるとともに、大学における心理学の分野や内容、卒業後の就職などをお話ししました。さらに、大学院生2名の案内によって、心理学実験室を見学しました。

 

参加した高校生からは「リスクは、自分の知識や関心によって、認知が変わることがわかった」、「現実のデータに基づいて、リスクを判断したいと思った。そのために、批判的思考や様々なリテラシーを身につけていきたい」、「心理学は文理融合の学問ある。心理学について、あまり知らなかったが興味を持った」、「心理学を学べる学部が思ったよりも多くて驚いた。今後の進路選択に役立てたい」などの感想が寄せられました。

楠見孝教授による特別授業の様子