京都大学 大学院教育学研究科 教育学部

教育実践コラボレーション・センターでは、10月26・27日に福岡県立京都（みやこ）高等学校の生徒30名の研修を受け入れました。本研究科はこれまでもSGHであった同校を支援してきましたが、今回の受け入れはその延長線上に行われたもので、今年度は第3回目になります。

本学総合研究2号館にて、初日は本研究科院生（同校の卒業生）による講話、および、学部生・院生との交流会を行いました。いずれも次々と手が挙がり時間を超過するぐらい高校生の質問が続きました。２日目は教育学部の専門科目であり教職科目でもある「教育政策形成論Ⅰ」の授業見学を行いました。高校生にとっては通常より長い授業でしたが、熱心にノートを取りながら、最後まで集中して熱心に聞き入っていました。

終了後に引率の教員から、学生・院生たちの体験談を聞いて「路選択や学習方法などについて多くのヒントを得ることができた」と生徒たちがたいへん喜んでいたとの報告を受けるとともに、話をしてくれた学部生・院生のプレゼンテーションの上手さにも驚いたという感想もいただきました。授業見学については、講義終了後に、「高校では学べない内容の話を聞くことができた」、「早く大学に進学して答えのない問題を考えるような勉強がしたい」といった感想をいただきました。

今回参加した高校生たちの刺激になり、今後の学習に良い影響を与えること、さらには参加しなかった生徒さんたちへの波及効果も期待できるのではないかと思います。

講演後に御礼を述べる生徒

交流会で学生の話を聞く生徒たち

大学の授業を受講する生徒たち