京都大学 大学院教育学研究科 教育学部

教育学研究科では、2023年12月4日（月）12:30-14:00に山形県立米沢興譲館高校2年生5名の訪問を受け入れました。今回の訪問は同校キャリア研修の一環で行われたもので、不登校の子どもたちへのアプローチをテーマに掲げ、学修に取り組んできたグループが訪れました。

当日は、事前に寄せられた思春期の子どもに関する質問に応答する形で、本研究科の梅村高太郎准教授（臨床心理学講座）から、思春期の心理発達やその性差、思春期の子どもたちへの関わり方、不登校問題について、臨床心理学的観点から講義が行われました。講義後の質疑応答では、不登校の子どもたちにとってフリースクール制度や自然とふれあう取り組みがもつ意義、昨今の子どもたちに教師がどのように指導を行うべきなのかといった点についても話し合われました。

少人数の和やかな雰囲気のなかでも、学生たちは講師の話に真剣に耳を傾けていました。終了後には学生たちから、思春期の子どもたちの心理や対応について理解が深まった、ためになったという感想が聞かれ、学修の刺激になったようでした。

講義の様子