京都大学 大学院教育学研究科 教育学部

教育学研究科教育学講座教育学分野では、2016年5月18日、6月1日、京都市立九条弘道小学校を訪問し、歴史的人類学におけるフィールド研究手法にもとづく学校調査を実施いたしました。とりわけ、教育現場における教師の熟達について検討を重ねました。また、大学生と小学生との交流会を通して、相互に人間形成イメージを深化させていくための活動を行いました。京都大学の学生14名とともに、鈴木、山名の両名が学校観察を行い、また小学校関係者と大学スタッフ・学生との間で相互検討会を開催いたしました。参加した学生からは、「駅近郊の小規模校においてきめの細やかな学校実践が具体的にどのようになされ、また先生方がいかにして児童と接していらっしゃるかがよくわかった」、「大学において学んだ歴史人類学の手法を用いて学校フィールドにおける実践を記述する貴著な機会となった」、「地域との連携や特別支援との関連性がいかにして生み出されていくかを学ぶことができた」、といった声が寄せられました。小学校側からも、歴史的人類学の観点からの考察により教育実践に関する新たな発見があったと評価を受けました。

授業観察風景1

授業観察風景2