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高大連携 高校生向け特別授業「図書館の歴史と多様性」

2019.12.13

  • 一般の皆様へ

 教育学研究科教育社会学講座では、令和元年11月8日(金)に、滋賀県立膳所高校との高大連携事業の一環で、特別授業を行いました。本講座の福井佑介講師が授業を担当し、27名の生徒が参加しました。

 当日は、史料や映像を交えて、図書館の近代化に関わる思想や実践の変化を解説しました。また、それらの史料や映像を基礎に、歴史的・社会的な文脈を視野に入れたアカデミックな解釈の持つ可能性を具体的に取り上げたり、現在進行形で変化・拡大する図書館の機能や役割を検討したりすることで、図書館の歴史と多様性を探究しました。

 授業終了後に、参加した生徒から、「図書館の歴史や社会的役割の変遷を民主主義政治の獲得に至る足跡とオーバーラップさせて考えることができ、大変興味深く感じた」、「今回の講義を受けて図書館情報学という学問を知ったことにより、図書館は歴史的に書庫以上の価値を持っているという新たな視点を持つことができました」、「視座を変えることで多様な解釈が並び立ち得るということを、価値判断を誤らないために肝に銘じたい」といった感想が寄せられました。

膳所高校特別授業風景