京都大学 大学院教育学研究科 教育学部

　教育学研究科では、2024年6月8日（土）13：00-14：00に石川県立金沢泉丘高等学校の高校2年生4名の研修を受け入れました。今回の研修は、同校における探究活動の一環で行われたもので、「高校生の心身の健康」「心に余裕をもつこと」をテーマとして研究に取り組んできたグループが訪問されました。

　当日は、学生たちが日常生活のなかで抱いている心の健康への素朴な疑問について、本研究科附属臨床教育実践研究センターの水野鮎子特定助教が臨床心理学的観点からインタビューに答えました。学生たちがこれまで考えてきた心の健康やそのためにできることを話したり、教員が思春期の心の動きやそれを支えうるものに関する質問に答えたりしながら、今後の探究活動の可能性について話し合われました。

　参加した学生たちは、自身の体験も振り返りながら、インタビュー内容を踏まえてさらに質問をするなど、非常に熱心に参加していました。「専門の方から直接お話をお聞きすることができて、とても価値のある時間になりました」、「心についてのお話をいろいろお聞きすることができてとても楽しかったです。私たちの質問にたくさん答えてくださって有難かったです」といった感想が寄せられ、今後の探究活動につながる視点を得られたようでした。

インタビューの様子