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高大連携 高校生向け特別授業「図書館の歴史と多様性」(2023.11.10)

2024.02.16

  • 大学院受験生・研究者の方へ
  • 一般の皆様へ
  • 在学生・卒業生

 教育学研究科教育社会学講座の図書館情報学研究室では、20231110日に、高大連携特別講義を実施しました。本講座の福井佑介准教授が授業を担当し、滋賀県立膳所高等学校の高校生28名が受講しました。

 当日は、中世ヨーロッパや20世紀初頭のアメリカにおける「図書館」のシステムや思想を題材に、研究の視点や解釈の多様性について解説しました。あわせて、戦後日本の図書館の展開や、国内外の現在の「図書館」の取り組みを紹介し、「図書館」の幅広い実態について検討しました。

 授業終了後には、「図書館情報学というものに初めて触れて、新たな学問を知る機会となってよかったです。図書館に行ったことは今まで何度もあるけれど、それが社会にどのような影響をおよぼしているのかまでは考えたことがなかったので図書館を見る目が大きく変わりました」、「今まで図書館は無料で本を借りることができて当たり前だと思っていたので、現代のようなシステムに至るまでに様々な人の努力があったということを知って、私たちがよく知る現代の図書館のありがたみを感じた」、「時代によって多様な「解釈」があることが意識でき、現代の価値観も絶対ではなく、時代の変遷と共に移り変わっていくのだと知ることができました。自身を構成する価値観だけに囚われず、多角的な視点で多様な解釈ができるように思考を深めていきたいです」といった感想がありました。

講義の様子