京都大学 大学院教育学研究科 教育学部

グローバル教育展開オフィス・安藤 幸講師が、12月13日(火)に、奈良県橿原市立白橿中学校(平塚 和久校長)において、同校の2年生(計４８名)を対象に「命の授業〜ものの見方を変えてみる〜」と題した特別授業を行いました。多様な人々が共生できる社会を構築するためには、自分の考えや思いを大切にすることだけではなく、他人を故意に傷つけないことも大切です。そして、その前提には、多様なものの見方や考え方への理解があります。

授業では、「いろんなものの見方」を考えるワークや、「こんなつもりじゃなかった」事例などを通して、他人の声に耳を傾け、理解しようと心を開くことの大切さを考えました。最後には、授業で学んだことを自分の生活にどう活かすか、一年後の自分はどうなっていたいか、そのためにはどんな行動をとるかの「アクション宣言」を行いました。

生徒からは、「自分のものの見方や考え方にとらわれずに、いろんな人のものの見方や考え方を聞いたり想像したりしたい」「自分も相手も大切にできるようにしたい」「辛いことやしんどいことがあっても、周りのいろんな人と助け合っていきたい」「他人を傷つけたりしない平和な社会を築きたい」といった感想が寄せられました。

講演する安藤講師

授業に参加する生徒

アクション宣言に臨む生徒