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UCリバーサイド Cecilia Cheung博士 講演会を開催しました (2016.08.08)。

2016.08.24

教育学研究科教育認知心理学講座では,学部生・大学院生・教員・一般の方々を対象として,2016年8月8日(月)13:00~14:30(講演75分+ディスカッション15分)に,京都大学教育学部本館第一会議室において,米国カリフォルニア大学リバーサイド校のCecilia Cheung (セシリア・チャン)博士による講演会を開催しました。

Cecilia Cheung先生は,現在,カリフォルニア大学リバーサイド校心理学部助教授として教鞭を取られており,とりわけ,中学生・高校生の発達において学校教員や親の与える影響について,米国と中国の文化比較研究を大変精力的に実施されておられます。大変お若い先生ですが,発達心理学・教育心理学の一級誌に次々と興味深い論文を発表され,今回のご講演でもそれらの知見に関する紹介がありました。さらに今回はOECD PISAのデータ分析の結果もご提示いただき,その後,聴講者との議論を行いました。

当日は,研究科内外/学内外そして国内外から約15 名が参加し,非常に密な議論の場となりました。具体的には,親の養育態度,教員の態度,クラスの雰囲気などの変数がどのようにして生徒の勉学に対する動機づけや実際のパフォーマンスにつながっているのかついて,そのメカニズムに関する議論が活発に交わされ,参加者からは,「発達心理学と文化心理学を架橋するような広い視野をもった研究について考察する良い機会となった」などの感想が寄せられました。

 

講演するCecilia Cheung先生

講演するCecilia Cheung先生