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歴史的人類学のフィールド研究手法にもとづく小大連携学校調査を開催しました。(2015.07.10-15)

2015.10.14

教育学研究科教育学講座教育学分野では、2015年7月10日、13日、14日、15日、京都市立葵小学校を訪問し、歴史的人類学におけるフィールド研究手法にもとづく学校調査を実施いたしました。とりわけ、教育現場における時間・空間の質について検討を重ねました。また、大学生と小学生との交流会を通して、相互に人間形成イメージを深化させていくための活動を行いました。京都大学の学生16名の他、歴史的人類学の専門家であるユルゲン・ツィルファス教授(ケルン大学)およびダニエル・ブルクハルト研究員(ケルン大学)にもご参加いただき、日独双方の視点で日本の学校観察を行い、また小学校関係者と大学スタッフ・学生との間で相互検討会を開催いたしました。参加した学生からは、「大学の授業においてテキストを通じて学んだことをもとにフィールド調査を行うことの重要性と難しさを経験できたことが大きな収穫であった」、「小学生との相互交流を通じて自らの人間形成過程を再考する大切な機会となった」、「日本人とドイツ人の学校を観察する視点や解釈の相違も浮き彫りとなり、慣れ親しんでいる文化の相違によって一つの学校現場が異なる現象と見なされる点がとても興味深かった」、といった声が寄せられました。

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学校調査の場面1

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学校調査の場面2

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学校調査の場面3