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制野俊弘先生 講演会を開催しました。（2016.02.20）
2016.03.04
教育学研究科 教育実践コラボレーション・センター E.FORUMでは、2016年2月20日（土）、教育学部第二講義室（総合研究2号館・北側1階）にて講演会「命と向き合う教室～子どもが「命」に見える学校・学級づくり～」を開催しました。講師として、東松島市鳴瀬未来中学校から制野俊弘先生をお迎えしました。
制野先生は、東日本大震災から4年、親しい人を失った悲しみを抱えつつも、誰にも打ち明けられずにいる中学生たちに綴方を通して関わり、その心をときほぐす指導をされてきました。講演会では、制野先生の綴方指導の実践のご報告をいただきました。また、制野先生の教え子である松澤エリカさんから、当時の綴方指導の実際や思い出を語っていただきました。最後に質疑応答の時間を設け、フロアの参加者からも沢山の質問や感想が寄せられ、活発な議論が行われました。
講演会には、京都大学の学部生・大学院生のほか、他大学の学生や現職の教員の方など39名にご参加いただきました。参加者からは「子どもたちを見つめる先生の優しさ、真剣に向き合っている先生の姿を見せていただきました」、「震災のことのみならず、命のことと向き合わせるご実践がたいへん素晴らしいと感じました」、「『学校は本当に子どもの命を守ってきただろうか？』という問いが深く心に刺さりました」といった感想が寄せられました。
ご登壇くださった制野先生、松澤さん、そして参加者の皆様に感謝申し上げます。
※本講演の動画と関連資料については、下記のサイトで公開予定です。
http://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/opencourse/127
講演会の様子
講演される制野俊弘先生
教え子の松澤エリカさん
