京都大学 大学院教育学研究科 教育学部

　2019年12月14日（土）に、京都大学大学院教育学研究科E.FORUMでは教育学部第７・８演習室において実践交流会を開催しました。本研修は、ブレンディッドコース「実践づくりフォローアップ講習」の一環であり、10月19日に引き続き、お互いの計画や経験を交流することで、自分だけでは得られなかった新しい知見の獲得とネットワーク作りを目指して、実施しているものです。

　当日は計10名の教員が参加され、2つのグループに分かれて活発な議論が行われました。

　グループAでは、「教科におけるパフォーマンス課題の実践」という課題に取り組みました。前回の議論を踏まえ、北原琢也特任教授（教育学研究科）の助言を受けながら、互いの実践についての意見交換が行われました。参加者からは、教科の本質に迫っていくような授業づくりの重要性と、そのための方法について、考えを深められたといった感想が寄せられました。 また、「形式的な研究授業よりも、授業研究に取り組んでほしい」という北原先生の言葉に奮い立たせられたとの意見も聞かれました。

　グループBでは、「学校課題を解決するマネジメント」という課題に取り組みました。盛永俊弘特任教授（教育学研究科）の助言を受けながら、前回の議論を受けた上での工夫や、さらなる改善についての意見交換が行われました。参加者たちが抱えている学校を取り巻く課題は多様であったものの、「いかに教師集団を組織化するか」と「いかに質の高い学びを実現するか」という2つの問いを目の前の子どもと対峙する中で応答していく必要性を共有することができました。

意見交換の様子（グループA）

意見交換の様子（グループB）