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実践づくりフォローアップ講習 実践交流会

2019.11.14

  • 一般の皆様へ

2019年10月19日(土)に、京都大学大学院教育学研究科E.FORUMでは総合研究2号館第7・8演習室において実践交流会を開催しました。本研修は、ブレンディッドコース「実践づくりフォローアップ講習」の一環であり、お互いの計画や経験を交流することで、自分だけでは得られなかった新しい知見の獲得とネットワーク作りを目指して、実施しているものです。

当日は計10名の教師が参加され、2つのグループに分かれて活発な議論が行われました。

グループAでは、「教科におけるパフォーマンス課題の実践」という課題に取り組み、北原琢也特任教授(教育学研究科)の助言を受けながら、互いの実践についての意見交換が行われました。参加者からは、学校段階や教科を越えて議論を交わすなかで、自身の立場において追求すべき目標について、考えを深められたといった感想が寄せられました。 また、ルーブリックおよび一枚ポートフォリオの意義や、その活用方法について学ぶことができて、有意義な時間を過ごせたとの意見も聞かれました。

 グループBでは、「学校課題を解決するマネジメント」という課題に取り組み、盛永俊弘特任教授(教育学研究科)の助言を受けながら、互いの実践についての意見交換が行われました。入学者数の減少が課題である学校や多くの研究開発に取り組んでいる学校など様々な状況で実践されている方々が集まる中、議論を通して次の2つの共通課題が浮き彫りになりました。それは、(1)校内の教師集団をどのように組織するかと、(2)コースや授業の形式ではなく内容の充実をどのように図るかです。これらの課題に対して、目の前の子どもの実態に即して、教師間ならびに教師と子どもの間の「共感」を大切にしていく方法の重要性に参加者の多くが納得されている様子でした。

意見交換の様子1(グループA)

意見交換の様子2(グループB)