第28回リカレント教育講座 「心の教育を考える―現代の家族関係と子ども―」(2026.7.26)
2026.09.02
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教育学研究科附属臨床教育実践研究センターでは、年1回、学校教育現場をはじめとする様々な現場で子どもに関わる専門家(幼・小・中・高校教諭、養護教諭、児童養護施設関係者、心理臨床専門家等)を対象に、研修活動の一環として、リカレント教育講座を開催しています。これまで不登校、いじめ、発達障害など、現代の教育現場で大きな問題となっている現象を通じて、子どもの心や教育について検討を深めることを狙いとして開講し、毎年全国から、多数の教師や臨床心理士等の専門家の参加を得てきました。
第28回となる今回は、「心の教育を考える-現代の家族関係と子ども-」を全体テーマとして、令和8年7月26日(日)に開催し、約100名が受講しました。
午前の部では、長年子どもとその家族への支援に携わり、現場の第一線でご活躍されている、井上真先生(児童心理治療施設 横浜いずみ学園 園長/臨床心理士・公認心理師)・髙山敬子先生(三重県教育委員会事務局 研修企画・支援課教育相談班 班長/臨床心理士)をお迎えし、「現代の家族関係と子ども」をテーマとしたシンポジウムをおこないました。シンポジウムの前半では、2名のシンポジストの先生から、それぞれの現場における子どもと家族への支援の実態について、具体的なエピソードを交えながらご紹介いただきました。また、現場で生じる困難や、支援者としてどのように関わるのか、といったことについて、多角的な視点からご講演いただきました。シンポジウムの後半には、受講者を交えた質疑応答の時間を設け、学校教諭やスクールカウンセラーなど、さまざまな立場の参加者の方々から質問や感想が寄せられ、ディスカッションが活発に行われました。
午後の部では、4つの分科会にて、当研究科教員や当センター国内客員教員が講師を務め、教育現場における心の問題に関する事例研究を行いました。事例研究では、教育現場における事例を素材として、受講者と講師との間で様々な意見が交わされました。最後に全体会にて、各分科会のディスカッションのシェアが行われました。
当講座に関するアンケートでは、参加者から、「経験豊かな先生方の話を聞き、今の自分の職場なら、と置き換えながら考えることができました」「親子を支える心理職の伴走の仕事とは何か、を考えさせてくださる時間でした」「ご家庭の置かれている状況は様々であるので、難しさは常に感じますが、いつでも味方でいようと前向きな気持ちになりました」などの感想が寄せられ、大変好評でした。
教育現場における心の問題についてじっくりと検討していく場として、来年度以降も本講座を引き続き開催していく予定です。



