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R7年度 高大連携フォーラムin京都大学(2025.12.20)

2026.01.09

  • 大学院受験生・研究者の方へ
  • 一般の皆様へ
  • 在学生・卒業生

 2025年1220日、京都大学にて「R7年度 12/20高大連携フォーラムin京都大学」と題して、高校生によるポスター発表と高校生・大学生の交流会を実施しました。

本フォーラムは、2011年度から毎年開催している「出張・瀬戸内海の環境を考える高校生フォーラム」を引き継ぐものです。このフォーラムは、海をフィールドとして探究している高校生たちの情報交換の場として開催されてきました。2018年度からは、従来の取り組みに「地域」「防災」等のキーワードが加わり、多様な探究活動の成果が発表されるようになりました。

 今回も、高校生が探究の成果をポスターで発表した後に、大学生と高校生の意見交換会が行われました。高校生54名、大学生37名、教員等20名で合計100名を超える参加者が集まり、会は大盛況でした。ポスター発表では、大学生からの鋭い質問に対して熟考しながら丁寧に応答する高校生の姿が印象的でした。また、発表前後のインフォーマルな場でも、高校生と大学生とが探究・研究について語り合う様子が見られました。質問には、研究の方法論や考察に関する学術的な問いの他に、探究の意義や根本の問題関心について問うものもありました。高校生にとっては、自身の探究の意義やおもしろさ、社会とのつながりを改めて考える機会となったようです。

 その後の意見交換会では、高校生が探究活動の際に生じた疑問(「学校教育で自然に触れる直接体験を保障することをどのように考えるか」「異なる文化圏の人との共同研究の際に心がけていることは何か」)を大学生に投げかけ、大学生はそれらの質問に自らの経験を踏まえて答えていました。本フォーラムには教職科目を履修している大学生が多く参加しており、探究的な学びの先駆的な実践を目の当たりにする良い機会となりました。

 当日の高校生のポスター発表の内容は、下表のとおりです。

高校名

発表概要

兵庫県立尼崎小田高等学校

「クロマメの接ぎ木」

「ダンゴムシの交替性転向反応の阻害要因」

「潮汐による地震の発生について」

「小さな風を捕まえる」

「メモリー効果の温度変化の違いについて」

「なぜ日本は外国の海洋プラスチック政策を取り入れないのか」

「防災・減災 地域コミュニティづくり」

「近畿産チチブ類の遺伝的集団構」

「大阪湾のプランクトン観察-大阪湾と尼崎運河の比較- 」

「異なる環境における鳥類相の比較」

神戸市立六甲アイランド高等学校

「塩漬けによる葉の抗菌効果の向上」

兵庫県立御影高等学校

「六甲山系の河川の水質調査

「ヒイロタケの色素に関する研究」

兵庫県立星陵高等学校

「ベニトンボの個体移動のマーキング調査」

兵庫県立農業高等学校

「針葉樹によるシイタケ栽培法の確立」

山陽学園中学校・高等学校

「市民は海洋ごみ問題の解決者!~シチズンサイエンスによる市民協働の実践~」

広島県立広島国泰寺高等学校

「アブラナ科植物の辛味制御に向けた基礎研究~硫酸イオン濃度が発芽成長とイソチオシアネート生成に及ぼす影響~」

 

参加した高校生・大学生から寄せられたコメントの一部を紹介します。

○高校生

  • 大学生や教授から鋭い質問がくるのが、すごく刺激になりました。
  • 今日の研究発表では、たくさんの人が参加しており、様々な意見を聞くことができました。特に京大生の方々は多角的な視点で、今まで思いつかなかった学びをくれました。今後の研究に活かしていこうと思います。
  • 自分の班のポスターのフォーマットや分析・考察における問題点を指摘してもらえたことで、今後の探究活動の方針を固めることが出来ました。
  • この活動を通して、始めの方は里山とか里海は他人事のように思っていたけれど、今は僕たちが積極的に向き合っていかなければならない大事なことなんだと思った。
  • これらを通して今後の研究などで役立てていき、これからの未来を担うリーダーとして、生態系のため、社会のために取り組みができたらいいなと思っています。
  • 高校生が地域課題解決に向き合うことに限界があったとしても、そこで得られた知識や経験が自身の今後に活きてきて、高校生が探究の活動に取り組む意義も生まれてくるのだと思いました。

○大学生

  • 想定を遥かに超える熱意と面白い視点の研究ばかりで、非常に引き込まれました。質疑応答でのやり取りも刺激的で、私自身にとっても学びの多い、純粋に楽しい時間でした。
  • 自分が将来研究する上での気づきやテーマに活かせることも多かったです。高校生の頃と大学生になってからで考え方の違いも感じました。
  • ここまで高度な研究に触れることができるとは思わなかった。目的意識から結果、考察、今後の展望まで見通しを持って大きな軸にそった活動を展開している生徒が多いと感じた。非常に有意義な会であった。これからも皆さんの活動を見させていただきたいと感じた。
  • すごく高度で面白い内容を扱っておられてびっくりしました。自分が高校生のとき、こういった研究の時間をとったことがなかったので、羨ましく思いました。
  • 高校生が探究を通して成長していった結果どうなったかがわかることがとても興味深い時間でした。実際の探究にかかわっている先生ともお話しすることもできて、それも興味深かったです。
  • 当日の会場設営や運営については、兵庫県立尼崎小田高等学校の生徒の皆さんと先生方を中心に担当していただきました。素晴らしい発表をしてくださった高校生の皆さん、各校の先生方、積極的に参加してくださった大学生の皆さんに、この場をお借りして、改めて感謝申し上げます。

    ポスター発表の様子1


    ポスター発表の様子2