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京都大学教育学研究科E.FORUM 2021 全国スクールリーダー育成研修 スクールリーダー育成のためのオンライン・リレー講座

2021.09.29

  • 一般の皆様へ
 京都大学大学院教育学研究科教育実践・コラボレーションセンターE.FORUMでは、7月から8月にかけて学校・教育委員会の関係者、教育志望の学生を対象に、「スクールリーダー育成のためのオンライン・リレー講座」をZoomによるオンラインライブ配信で開催しました。
 第1回目は7月3日(土)に、石井英真准教授による「教育改革の最新動向と授業づくりの課題」が行われ、84名の方がご参加くださいました。参加者からは、「『個別最適な学び』についての理解が深まった。『指導の個別化』と『学習の個性化』の違いがよく理解できた」、「個別最適な学びと学習指導要領の理念が整理できた。また、授業とはどういうものかという理念が軸として重要だということがわかった」、「個別最適化された学びと協働的な学びの関係性について、考え直す良い機会になりました。また、教師の仕事や役割について疑問を感じている若手が増えているため、とても有意義でした」といった感想が寄せられました。
 第2回目は7月17日(土)に、明地洋典准教授による「基礎研究者と考える特別支援教育」が行われ、38名の方がご参加くださいました。参加者からは、「発達支援教育の現状について現場の意見等も聞くことができて大変参考になった」、「勤務校種によって特別支援教育に対する考え方が多様であること。自分自身の特別支援教育の認識を考えなおす機会になった」、「『障がい』をもった生徒たちへの対応についての認識がさらに深まった」、「特別支援教育について新たな視点をいただきました」、「小・中・高の現場においての問題を含め、共有し議論できた」といった感想が寄せられました。
 第3回目は7月31日(土)に、西見奈子准教授による「心のケアとはなにか―その歴史から考える―」が行われ、43名の方がご参加くださいました。参加者からは、「教育と心のサポートがどのように絡み合うのか、教育が目指す人格形成とはなんなのかという問いを持つことができた」、「主体性が近代的自己像という限定モデルによるものであるというものの見方が得られたことで、相互扶助モデルの教育の在り方について考える機会となった」、「目標が、自立することから、支え合う、助け合うという考えの転換期になっていることを知ることができた」といった感想が寄せられました。
 第4回目は8月8日(日)に、楠見孝教授による「教師の実践知獲得」が行われ、59名の方がご参加くださいました。参加者からは、「改めて自身の知識・スキル・教育に対する考え方を見直し、どこを自身の基盤とするか、どこをアンラーニングするかについて考えることができた」、「教師の熟達化をテーマに、まさにリフレクションや批判的に自己省察する機会となった」、「教員のスキルや学びについて整理することができました。少しでも学び続けられる組織になれるようできることから手を付けたいと思います」といった感想が寄せられました。
 第5回目は8月22日(日)に、服部憲児准教授による「教師が能動的に取り組む学校マネジメントをいかに実現するか」が行われ、42名の方がご参加くださいました。参加者からは、「自身の働く現場や学級経営において、相手を知り、仕掛けていくことで双方の目的を達成することをねらっていくことについて考えることができた」、「『仕掛学』について知り,組織のために意図をもってよりよい『仕掛け』を考えるきっかけを得られた」、「どの組織でも,自分の意識・相手意識をはっきりと持つべきだと思いました。また,その組織のキーパーソンをどう位置付けるかも大切なのだと思いました」といった感想が寄せられました。
 
 5回のオンラインでのリレー講座に、延べ266名の方がご参加くださいました。参加者の皆さまに、心より感謝申し上げます。

第1回 石井先生

第1回 研修の様子

第1回 集合写真

第2回 明地先生

第2回 研修の様子

第2回 集合写真

第3回 西先生

第3回 研修の様子

第3回 集合写真

第4回 楠見先生

第4回 研修の様子

第4回 集合写真

第5回 服部先生

第5回 研修の様子

第5回 集合写真