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教育学研究科附属臨床教育実践研究センター公開講座「ユング心理学と今日の科学的知見―夢、元型、コンプレックス、そして心理療法の効果」を開催しました。(2017.11.23)

2017.11.29

京都大学大学院附属臨床教育実践研究センターでは、センター客員教授でフライブルクカトリック大学教授のクリスティアン・レスラー氏を講師として、11月23日(木・祝)の午後1時から、芝蘭会館 稲盛ホールで行い、心理臨床家や医療従事者、教育関係者、学生など約100名の参加がありました。

講演では、今日の生物学、遺伝学、神経科学からの知見を参照されながら、ユングが提唱した夢、元型、コンプレックスといった概念について解説されました。そして、それらを現代的にはどのように捉え直すことができるかについて話されました。講演の後半においては、自身が行っておられる研究を紹介されつつ、ユング派心理療法の効果について論じられました。

指定討論では、主に心理療法の効果をどのように捉えるか、および臨床実践における夢の意義について、講演内容を基にさまざまな視点から議論がなされました。参加者の感想からは、最先端の研究を知ったり、考えが深まったりするよい機会となっていたことがうかがわれました。

講演するクリスティアン・レスラー客員教授