現在、知のフラット化・グローバル化の進展や技術革新により、「人間とは何か」がますます問われている。それに伴い、人間と教育についての根底的な問い直しと、それに対応する新しい教育モデルの開発が喫緊の課題となっている。

京都大学大学院教育学研究科「グローバル教育展開オフィス」は、次世代の教育研究・教育実践を担う人材育成を目的に、2017年4月に新設された学際教育学研究拠点である。

本オフィスは、「日本型」教育文化・支援モデルの創出と発信を担う「創生開発ブランチ」と、国際教育カリキュラムの開発支援と実践を担う「国際教育支援ブランチ」が両輪となり、学内外や国内外の機関と連携しながら、社会の変化に柔軟に対応できる人材の育成を支援していく。

 

 

 

Homepage:http://global.educ.kyoto-u.ac.jp

高山 敬太 教授(たかやま けいた)教授

教育社会学、比較・国際教育学: 教育政策のグローバル化、教育研究・知の脱植民地化

一国の教育政策がグローバルに流通する政策言説に大きく規定される時代が到来している。歴史や文化の多様性を体現するはずの教育が単一のモデルに収斂する可能性さえ言われている。同様の均質化の圧力は、世界中の教育知の生産の在り方にも大きな影を落としている。私の研究では、ポストコロニアルまたは脱コロニアルという視点に立つことで、こうした教育政策・知を取り巻く言説空間を維持・再生産するアクターやその歴史的背景を検証している。同時に、アジアや日本の教育知・実践が持つ「普遍性」を相対化・局地化する可能性についても研究している。

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安藤 幸(あんどう さち)講師

ソーシャルワーク:移民の心理社会的適応、専門教育の国際化

移民は幸せか。この問いを追究するために、ソーシャルワーク的アプローチから、移民が祖国と移住先社会との間でどのように心の折り合いをつけながら生活しているかを研究している。また、専門教育の国際化にも関心を持っており、持続可能な国際教育連携のあり方についても探究している。

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