調査の目的
ことばを発する前の赤ちゃんが他者の行為を理解するときに、相手のどのような行為特徴に視線を向け、理解しているのでしょうか。また、行為の理解はことばの理解と関連があるのでしょうか。
調査の目的
ことばを発する前の赤ちゃんが他者の行為を理解するときに、相手のどのような行為特徴に視線を向け、理解しているのでしょうか。また、行為の理解はことばの理解と関連があるのでしょうか。
投稿者:|2012年03月26日|記事URL
「ルール」はヒトの社会生活において欠かせないものです。子どもは、遊びの中でも様々なルールを用いています。今回の調査では、幼児期の遊びの中の代表的なものの一つである「ふり遊び」(おままごと、ヒーローごっこなど)場面での、子どものルール使用を調べます。
投稿者:|2011年12月12日|記事URL
生後6ヵ月から1才の間に、多くの赤ちゃんで「人見知り」が現れます。個人差がとても大きい人見知りですが、そもそもなぜ起こるのでしょうか?お母さんが好きで好きでたまらないからでしょうか?それとも他の人が怖いのでしょうか?お母さんの陰に隠れながらも、チラチラ見ていたります。顔のどの部分をみているのでしょうか?どれ位だったら近づいても平気なのでしょうか?
投稿者:|2011年08月11日|記事URL
お母さんは、赤ちゃんに対して「ブーブー(車)で遊ぼうね」など、オノマトペ(擬音語や擬態語)を用いることがあるかもしれません。オノマトペには、触覚や視覚などの感覚的なものをそのままことばにする、という性質があります。それでは、赤ちゃんはオノマトペを聞いた時、どのように感じるのでしょうか。そこで、赤ちゃんがどんなオノマトペが好きかを、赤ちゃんの視線の変化に着目して調べました。
投稿者:|2011年08月11日|記事URL
〇「助ける」行動の発達
私たちは日常的に、他の人が痛がっていたり、悲しんでいたりするのを見て、慰めたり、助けたりします。このような「向社会性行動」は、2歳頃までに安定してみられるようになるといわれています。
最近の研究では、18か月の赤ちゃんは、人がものを落としたりして、拾ってほしいときには自発的に渡すが、わざと落とした時には渡さないことが多い、という報告があります。
では、「人を手助けする場面にある他の人」はどうすると思っているのでしょうか?
また、それは、赤ちゃん自身の経験とどう関係しているのでしょうか?
投稿者:|2011年08月11日|記事URL
赤ちゃんが、「喜」「怒」「哀」「楽」といった情動をどの様に理解しているのか、多くのことがまだわかっていません。いままでの研究から、言語の獲得や社会認知能力の発達と相互に影響し合いながら、情動の知覚及び表出を発達させることが分かってきました。しかし、情動知覚の発達については6ヶ月以前では明らかになっていません。そこで、赤ちゃんが、「喜び」や「悲しみ」といった情動をどの様に処理していくのかを脳の活動(脳波)を計測することにより調査しています。
投稿者:渕野 裕|2011年08月11日|記事URL
私たちは、他者の表情や声の抑揚、そして話されている言語的な意味内容などから、その人がどのような情動状態にあるかを推測することができます。成人を対象とした研究では、発話の言語的意味内容と声の抑揚の情動が不一致であったとき、話し手の情動は声の抑揚によって判断される、という報告がなされています。
例えば、「プレゼントをもらって、とってもうれしかった」という文章(言語的な意味内容の情動は「幸福」)が、悲しそうな抑揚で読まれた場合(声の抑揚の情動は「悲しみ」)、話し手の情動は「悲しみ」と判断される傾向にあります。一方、4歳くらいの子どもは、声の抑揚よりも言語的な意味内容を手がかりに話し手の情動を判断しているという研究もあります。
そこで、私たちは、赤ちゃんが情動語(「うれしい」や「かなしい」)を獲得する前後で、情動表情の知覚にどのような変化が見られるかを、脳波計と視線反応計測装置を用いて調べています。
投稿者:直井 望|2011年08月11日|記事URL