令和元年9月25日に、教育学研究科・服部憲児准教授が、スーパーグローバルハイスクール(SGH)の福岡県立京都高等学校(福岡県行橋市)において、「SGH課題研究セミナー」の講師を昨年度に引き続き務めました。

これは高大連携の一環としてSGHの支援を行ったもので、同校1年生280名に対して「課題研究の進め方」のテーマで講演をしました。それをふまえて、生徒が5~6名のグループに分かれて、「行橋の良いところ/悪いところ」という課題をもとに研究の進め方、思考の深め方について、ワークショップ形式で実際に参加しながら学びました。

 参加した生徒からは、以下のような感想が寄せられました。

・今回の講演会を聴いて、「なぜそうなるのか」「どうしてそうなのか」と1つの問題点を深く探ることが大切だと思いました。また、研究方法にも様々なものがあり、それらの中からいくつかを選んで同時に行ったりするのもよいということを知ることができました。私はこれまで、本に書いていることは全て正しいと何となく思っていたところがあります。文献や資料に書いていることを鵜呑みにすることなく疑って読むことがどれほど大切なことなのかを学びました。それはニュースを見るときやインタビュー調査をするときも重要になってくるのではと思います。これから課題研究に本格的に取り組みますが、事柄の共通点や相違点を見つけたり、因果関係を探りながら進めていくことが楽しみになりました。

・課題研究において他の立場に立って問題を考えるのは大事だと思っていました。しかし、誰かの損得を絡めて考えるというのは自分では考えもつかなかったことであり、たいへん興味深いと思いました。「誰かが損をするから」改善すればいいのにと思っていることは「誰かにとっての得」につながっているから現状のままであることもあるのかもしれません。課題研究で何かの解決策を考えていくときに取り入れたい視点だと思いました。また、思考を深めるのには知識が、知識を深めるには思考が必要だというお話にとても納得し、そのどちらも同時に深めることができる読書は素晴らしいと思います。多くの文献を批判的に読んでより良い課題研究にしていきたいと思います。

講演する服部氏