教育学研究科附属臨床教育実践研究センターでは、年1回、教育相談活動に携わる専門家(幼・小・中・高校教諭、養護教諭、児童養護施設関係者、心理臨床専門家等)を対象に、研修活動の一環として、リカレント教育講座を開催しています。不登校、非行、いじめ、発達障害など、現在の教育現場で大きな問題となっている現象を通じて、子どもの心や教育について深く考えることをねらいとしており、毎年、全国から熱心な教師や臨床心理士等専門家の参加を得ています。

第23回となる今回は「多職種・多機関の連携」を全体テーマとして、令和1年8月18日(日)に開催し、79名が受講しました。午前には、教師と臨床心理士(スクールカウンセラー)双方の立場で学校教育現場に携わってこられたご経験を有する2名のシンポジストをお迎えし、「多職種・多機関の連携」をテーマにシンポジウムを行い、午後には分科会に分かれて事例研究を行いました。

シンポジウムでは2名のシンポジストの先生方が、多職種・多機関との連携の重要性とその難しさや、教育相談体制の中核的人材の育成を図ることの大切さなど幅広い視点からお話をいただき、後半、受講者を交えたディスカッションを行いました。

事例研究では、教育現場における個別事例を素材として受講者と講師が活発に意見を交わしました。参加者からは、「さまざまな職種の方の考え方や意見を聴くことができ、視野が広がったと感じました」、「正面からの話し合いの大切さを再認識しました」などの感想が寄せられ、大変好評でした。

教育現場における心の問題についてじっくりと検討していく場として、来年度以降も本講座を引き続き開催していく予定です。