平成10年度の大学院重点化に伴い、高等教育教授システム開発センター(現・高等教育研究開発推進センター)による協力講座として誕生した。社会の複雑化に伴う教育要求の高度化と急速な大衆化に挟まれ、様々な教育問題に直面している今日の高等教育について、その現況を把握し、新たな教育システムの展開をめざして、包括的で実践的な研究を進めている。本講座では、大学授業研究や教育システム、学習論、学生生活などの研究を、教育学や教育方法学、心理学、教育工学などをもとにしたきわめて学際的な手法でおこなっている。

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飯吉 透(いいよし とおる)教授

大学教授法:教育イノベーション、高等教育システム

高度情報化・知識基盤社会においてグローバル化・オープン化・ユビキタス化が進む高等教育システムに関する未来学的研究や、ICTや新たな教育方法を利用した教育イノベーションの促進・普及・啓蒙に理論的・実践的に従事している。さらに、主として北米や日本などにおける大学教育・大学組織・大学運営・リーダーシップを巡る制度・文化の比較研究にも取り組んでいる。

松下 佳代(まつした かよ)教授

大学教育課程:教育方法学、学習論

ポスト近代社会における能力概念(リテラシー、コンピテンスなど)、および、学校教育(大学教育を含む)におけるその形成のあり方を、カリキュラムや評価などの点から批判的に検討し、実践的理論を構築しようとしている。学校段階による差異とそれをこえた共通性を、フィールドワークで得た事例に即して議論するのが、私の研究の特徴である。

溝上 慎一(みぞかみ しんいち)教授

大学教育課程:青年心理学、自己形成論、大学生研究

さまざまな学びが学生の成長や将来の仕事、人生形成にどのように影響を及ぼすかという大学生の学びと成長、アクティブラーニング、学校から仕事へのトランジション研究をおこなっている。また青年期の途上でもある大学生の自己形成やアイデンティティ発達の研究も、理論的・実践的におこなっている。

田口 真奈(たぐち まな)准教授

大学教授法:教育工学

これまでe-Learningを実施している大学の組織運営のあり方、ICTが教授学習過程にどのように作用するのかに関する研究をおこなってきた。また、大学教員の成長過程にも興味をもち、特に大学初任者の抱える問題に焦点をあてた研究をおこなっている。具体的なFD実践の中から、ICTとFDとの関連、教育の質の向上に寄与するFDのあり方に関する理論化を行うことがテーマである。

酒井 博之(さかい ひろゆき)准教授

教育工学、建築音響学

大学教育の質的向上を促進させるためのICT利用に関する実践研究をおこなっている。最近では、個別教員・教員コミュニティ・組織の各レベルにおける多様な教育改善の取り組みを効果的に可視化・共有化するためのオンライン支援環境の構築に関心がある。

山田 剛史(やまだ つよし)准教授

大学教育評価:教授・学習研究、大学生研究、高等教育質保証

高等教育研究と青年心理学の観点から「大学生の学びと成長を促す教育・学習環境のデザインと評価」に関する研究をおこなっている。大学生の学びと成長に関する理論的・実証的研究を進めつつ、それらを促す教育・学習環境のデザインと評価について実践的・開発的研究もおこなっている。また、教育の質保証・向上を含む組織的な教育改革・改善や高等教育人材の育成にも携わっている。