本講座の研究内容は、(1)国際的ないし世界的視野に立って、各国民・民族の教育制度、政策、実践、理論について比較考察をすること、(2)政策科学的視点から教育組織体における政策形成・実施過程・評価のシステムを解明すること、(3)(1)、(2)を踏まえて具体的・実践的な教育計画・教育のあり方を探求することである。こうした研究機能は、講座内の2つの分野(比較教育学分野、教育行政学分野)によって分担されている。

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杉本 均(すぎもと ひとし)教授

比較教育学分野:教育と国際関係(東南アジア)

マレーシアを中心としたアジアの教育について比較教育学的な研究を行っている。マレーシア・マラヤ大学と英国・レディング大学への留学経験から、国境を越えた教育現象、トランスナショナルな高等教育についても関心を持っている。近年はブータン王国の教育についてのフィールド調査を行い価値教育・宗教教育についての研究も勧めている。最近の業績としては「トランスナショナル高等教育の国際比較」(東信堂2014年)、「ブータン王国の教育変容―近代化と「幸福」のゆくえ」(岩波書店2016年)などがある。

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南部 広孝(なんぶ ひろたか)教授

比較教育学分野:高等教育改革の国際比較

高等教育改革に関する国際比較研究を進めている。最近は、東アジア諸国における大学入学者選抜制度の改革や国家体制の転換に伴う高等教育の変容、教育制度の国際転移と土着化などに関心を持っている。業績としては『中国高等教育独学試験制度の展開』(東信堂、2009年)、『東アジアの大学・大学院入学者選抜制度の比較―中国・台湾・韓国・日本―』(東信堂、2016年)、『付加的プログラムの展開から見たアジアの大学教育』(共編著、広島大学高等教育研究開発センター、2017年)などがある。

服部 憲児(はっとり けんじ)准教授

教育行政学分野:大学教育の改善と教育政策

大学教育を改善するための方策について、教育政策の視点から研究を進めている。欧米(主にフランス)における高等教育の大衆化に伴う諸問題への対処法、日本の大学現場における教育改善の取り組みなどに関心を持っている。近年の成果としては『フランスCNEによる大学評価の研究』(大阪大学出版会、2012年)、『大学を変える、学生が変える』(共著、ナカニシヤ出版、2012年)、『高等教育論入門』(共著、ミネルヴァ書房、2010年)などがある。

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