臨床実践指導学講座は、2004年に日本で初めて設置された臨床実践指導者養成コース(博士後期課程)である。ここでは心理臨床学・臨床心理実践学講座と連携して、臨床実践に関する実践指導法や事例検討の在り方、スーパーヴィジョンに関する実践と教育に取り組んでいる。そこから臨床実践体験に根ざした実証的・理論的な研究を行っている。

皆藤 章(かいとう あきら)教授

臨床実践指導学:心理臨床学・スーパーヴィジョン学・糖尿病医療学

心理臨床学を研究の理論的基盤として、現代人のこころのテーマをライフサイクル全般にわたって人間がいかに生きるのかという視座から探究してきている。とりわけ、不治の病いや慢性疾患にたいする臨床的ケアのテーマを、医療とコラボレートしつつ実践的・人間学的に志向しようとしている。
また、臨床心理士を臨床実践的に指導するスーパーヴァイザー養成にかかわる学問領域であるスーパーヴィジョン学の体系化を行っている。

髙橋 靖恵(たかはし やすえ)准教授

臨床実践指導学:心理臨床学・心理アセスメント・スーパーヴィジョン学・家族心理学

心理臨床学的立場から、青年期・成人期を中心として、クライエント及びその家族に対する心理療法に関する実践的研究を行ってきている。特に無意識の在りようや治療関係という視点から、面接過程や投映法を中心とした心理アセスメントを通して、上記の理解を深めようとしている。さらに、臨床実践指導者養成の重心となるスーパーヴァイザー養成の在り方を検討する、スーパーヴィジョン学の構築を志している。