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カール・ベッカー(Carl Becker)


所属:こころの未来研究センター
職階:教授

グローバルCOEでの主な担当プロジェクト

  • ユニットD関連プロジェクト(ユニットD)

研究紹介
  カール・ベッカー(Carl Becker)は仏教とキリスト教の他界観から出発して東西比較宗教哲学、就中宗教的体験研究に於て調査や床例収集を重ね、生命倫理や宗教的治癒の研究を続ける。日本的な医療倫理を目指し、脳死問題、自殺と安楽死、インフォームド・コンセント、ホスピス、ターミナル・ケア等の研究に励む。環境倫理に関しても西洋的な倫理や感情論を無意識に押し付ける外国の学者に対して、日本人に相応しい持続可能な倫理を探求している。日本人の伝統的死生観が西洋のと異なるが為に、高齢化社会、入院生活、医薬品検査や臨床試験等が日本で違った形の問題を産み出す事を、比較文化論的立場から説明している。また看護師や介護者、遺族等のバーンアウト(燃尽症候群)への予防教育にワークショップを開き、こころの支えとなるスピリチュアル教育に関しても国内外、学術的に高い評価を受けている。専門書としては、『死の体験』や『生と死のケアを考える』(両方:法蔵館、韓国語・中国語訳有り)が広く引用されており、『倫理的叡智を求めて』(上廣哲治編、東洋館出版2007年)は、最近の見解を示している。専門外に、異文化交流を図って、『American Businessman』や『危い日本の生活環境』(両方:英宝社) の様な教材作成や、遠藤周作氏と『深い河を探る』、『こころの海を探る』、等の対談にも参加している。
 国際教育研究協会(SIETAR)より「異文化観理解賞」、全米宗教心理学会より「アシュビー賞」を受賞し、また臨死体験研究の為、国際臨死体験研究協会を設立。フルブライト教師として大阪大学文学部に招かれ、漢英辞典の次に、多数の英語教材を出版。筑波大学哲学思想学系で宗教体験研究に於て調査や床例収集を続け、臨死体験研究を何冊もの単行本や学術論文に纏めると同時に、「宗教的治癒」の研究の為、極東『フーズ・フー』に載り、名誉博士号を受賞。科学技術庁国際フォラム委員、欧米学術雑誌の編集委員、医療関係の協会の理事等を勤め、また国際日本文化研究センターの評議員を歴任。
学会活躍
日本人体科学会  理事
日本宗教学会  理事
日本実存心身療法研究会 理事
日本自然治癒力研究会 理事
日本精神医学史学会 評議員
日本生命倫理学会 評議員
国際生命情報科学会  評議員
バイオサナトロジー学会 評議員
編集員 Mortality Journal, Near-Death Studies Journal

主要業績
研究業績論文著書等
『日本のターミナル・ケア』(池見編、誠信書房)1985
『死の体験』(法蔵館)1992(韓国語・中国語訳有り)
『死ぬ瞬間のメッセージ』(読売)1992
『あなたが病に倒れたら』(遠藤周作編、PHP)1993
『日本人の他界観』(久野昭編、日文研)1994
『いのちと日本人』(白馬社、共著)1995
『いさぎよく死ぬために』(共著、春秋社)1996
『比較文明学を学ぶ人のために』(伊東編、世界思想社)1997
『生きる倫理・生きる論理』(竹安編、京都大学学術出版)1999
『死が教えてくれること』(角川、共著)2000年
『脳死と臓器移植』(梅原編、朝日文庫)2000年
『生と死のケアを考える』(法蔵館)2000年 (韓国語・中国語訳有り)
『生命と環境』(津田編、京都大学学術出版)2000年
『Asian and Jungian Views of Ethics』(Greenwood: Westport) 2000年
『日本人の死生観』(智山文庫)2000年
『危い日本の生活環境』(英宝社)2001年
『Time for Healing』(St. Paul, MN: Paragon) 2002年
『宗教と教育』(共著、京都:相国寺)2003年
『死を見つめ、今を大切に生きる』(日野原編、春秋社)2003年
『現代宗教~死の現在』(島薗編)(東京堂出版)2004年
『科学とスピリチュアリティの時代』(湯浅泰雄編BNP出版)57-64、2005年
『次世代死生学論集』(武川正吾編、東京大学人文社会系研究科)13-31、2006年
『アジアのスピリチュアリティ』(樫尾直樹編、勉誠出版)138-153、2006年
『倫理的叡智を求めて』(上廣哲治編、東洋館出版)2007年
「SOC の現状とスピリチュアル教育の意味」『全人的医療』23-52、2007年
カール・ベッカー,「日本史から世界が倫理を学べるか」『倫理的叡智を求めて』上廣哲治編、東洋館出版、2007.6月、53-80頁
カール・ベッカー「SOCの現状とスピリチュアル教育の意味」 『Comprehensive Medicine~全人的医療』8巻1号2007.12月、23-51頁
カール・ベッカー「日本の宗教的思想が二十一世紀に貢献するもの」『サステイナブルな社会を目指して』木村武史編、春風社2008.3月
カール・ベッカー「死の現状」(55-80頁)、「北米に於けるデス・エデュケーションとその周辺」(211-224頁)『いのち教育をひもとく~日本と世界』徳丸定子編、現代図書、2008.3月。
「死の現状~ホスピスから死の教育へ」『いのち教育をひもとく~日本と世界』徳丸定子編、現代図書、 2008年4月
「アメリカの死生観教育~その歴史と意義」『死生学とは何か』島薗進・竹内整一編、東京大学出版会、 2008年5月
「死生観教育の必要性」『ひびきあう生と死~未来を拓くスピリチュアルケア』日本ホスピス・在宅ケア研究会編、雲母書房、2008年5月
Carl Becker, "Embracing the Pure Land Vision," In NEVER DIE ALONE, ed. Jonathan Watts and Yoshiharu Tomatsu. Tokyo: Jodo Shu Press, 2008年7月(ISBN 9784-88363-0417)
カール・ベッカー編著、山本佳世子訳、『愛する者の死とどう向き合うか――悲嘆の癒し―― 』晃洋書房、2008年11月 (ISBN 9784-7710-2021-4)

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