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Last-Modified: 08-Mar-09 20:37:13. JST

今,大学院生に何が求められているのか?-半壊する象牙の塔におけるアカデミック・リテラシーの向上に向けて-


研究代表者:高柳充利
研究メンバー:古川雄嗣・宮崎康子・石崎達也・池田華子

研究概要
 アカデミズムにおける知のグローバル化が叫ばれるなか、研究者を目指す私たち大学院生にも自分の研究を積極的に、広く発信していくことの重要性が問われています。しかし、自らの所属する研究会や学会といった狭い学問共同体の外に向けて研究内容を発信することは、実際的には困難な状況にあります。理由のひとつには、他領域との交流が少ないために、研究を互いに共有し研鑽していく場を設けにくいことがあるでしょう。あるいは日本国外における研究交流に必要な外国語での研究業績を積み上げるための実践的な機会およびそのためのリテラシーが欠けていることも大きいと思われます。  しかしまた一方で、京都大学大学院教育学研究科の過去数年の動向を振り返るだけでも、海外からの招聘教授を招いての講義の実施や国際シンポジウムの開催など、大学院生の置かれる状況は確実にグローバル化へと向かっています。さらに、2008年8月には、本京都大学大学院教育学研究科において、国際教育哲学会(International Network of Philosophers of Education)が開催されます。この学会へは国内外からの研究者および大学院生が参加し、外国語(英語)での論文発表や議論の場が設けられます。開催校である本学大学院生にも、積極的参加が望まれています。  このように、わたしたち大学院生はいつまでも安穏とした態度で専門領域における研究だけに没頭していてはならない状況にあることは明らかです。そこで本コロキアムでは、他領域・他文化の研究者との交流を通じ、外国語で自分の研究を表現・発信することを目的とします。それはすなわちそれぞれの研究に関する自国語および外国語での自己表現力を培うことでもあります。今後さらにグローバル化するアカデミズムの流れのなかで、他領域・多文化の研究者との交流を通じて、国際的な研究能力(アカデミック・リテラシー)を身につけることにつなげたいと考えています。  具体的には、各人が国際学会での外国語(英語)による論文発表を行うことを視野に、講座(領域)を超えてメンバーが集い、それぞれの研究分野における研究成果を外国語で発表・提出し、それに対し外国語でフィードバックしあう、という実践を予定しています。これと平行して、外国人講師による英文論文の書き方の講義も企画調整しています。

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