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Last-Modified: 08-Mar-17 14:34:14. JST

初期認知症高齢者における自己-アイデンティティの側面からの検討-
Self in early stage dementia : from the viewpoint of identity


研究代表者:原田宗忠
研究メンバー:西田麻衣子・芝池有紀・久保田昌子

研究概要
 急速に高齢化がすすむ現在の日本において、医療、福祉、看護の分野から、高齢者への かかわりが模索され、心理的ケアの充実が叫ばれています。しかし、まだまだ心理臨床の分野において、高齢者の領域は未開拓であると言えます。どの程度の面接ペースが適度か、何を目的にするのか、老年期に生じてくるテーマは何か、高齢者施設で臨床を行う場合にどのように面接を行うのか…。研究会のメンバーは、老年科の外来やデイケアなどに参加しながらこれらのテーマについて、日々考察を深めています。今回のGPプログラムでは、私たちの研究グループは、高齢者の中でも特に認知症を伴う高齢者に焦点をあてています。
 近年、初期認知症患者が、病気に伴う様々な困難さを認識し、つらさや様々な不安を抱えていることが明らかになってきています。しかし、初期認知症患者が感じるつらさがどのようなつらさなのかについては、現在のところ十分明らかにされているとは言えません。何を本人がつらく感じているかが明らかになると、本人の思いに添った介護の方向付けも可能になり、介護者の負担を軽減することにつながるのではないか、と考えられます。本研究会では、自己、その中でも特にアイデンティティの観点から初期認知症高齢者の語りを分析することで、どの側面において初期認知症患者が不安を抱くのかを明らかにすることを目的としています。

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