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教育実践コラボレーション・センター

〒606−8501 
京都市左京区吉田本町
京都大学大学院教育学研究科内

  TEL &FAX : 075-753-3075
E-mail :collabo@educ.kyoto-u.ac.jp





京都市立高倉小学校における共同授業研究の取り組み

   京都大学大学院教育学研究科(教育方法学講座)では京都市立高倉小学校をフィールドとして、教師の授業力をたかめるために、教員と大学院生が、授業の計画・授業の観察・授業の振り返りを、教師とともに 行ってきた。 それは、「確かな学力」を育成するためである。

  院生はすでに延べ500回以上、高倉小学校に入り込んでいる。大学院生が授業観察を行なうことは、高倉小と京都大学の継続的な取り組みを可能にし、子どもの育ちや教師の育ちを連続的に総体としてとらえられる利点がある。  そして教育面で効果がでていると自負しているものの、一方では、学力問題を捉える子ども達の狭義の「学力」だけでなく、「学力」向上を求める内発的動機(生命性)に触れる「生活」全体を視野におく必要性、さらに学校全体の教育目的・組織の検討が欠かせないと実感している。

  今回の取組によって、教師の力量形成、生徒の学力向上のみならず、将来大学機関で教員養成に関わる大学院生の力量形成にも寄与することが、現実に期待できる。

 

E.FORUM 全国スクールリーダー育成研修

 現在、学校や地域の教育改革を推進するスクールリーダー(教育委員会指導主事、学校管理職・研究主任、地域の教育サークルのリーダーなど)の育成・力量向上が急務となっている。そこで、京都大学大学院教育学研究科では、平成18年度、全国の希望者に研修機会を提供するE.FORUMを設立した。

 E.FORUMでは、「全国スクールリーダー育成研修」を実施するとともに、全国の教師たちの知見を共有・蓄積するシステムを開発している。具体的には、下記の活動を行っている。

@「スクールリーダー育成のための基礎講座」の提供: 「評価を活かした学校改善」「カ
  リキュラム・マネジメント」「カリキュラム設計」に関する基礎的力量を育成する。
A「実践交流会」の開催: 「基礎講座」修了者間の交流を深めるとともに、継続的な指
  導・助言を提供する。
B「課題別研究グループ」の活動: 研修内容を活かした共同研究を行い、研究開発を
  推進する。
C「学校教育研究フェスタ」の実施: 最新の政策動向や研究成果について情報提供を
  行うとともに、全国のスクールリーダーに交流の場を提供する。
Dインターネット上のシステムの構築: 掲示板、カリキュラム設計データベースなどを活
  用して継続的な情報の交流・蓄積を可能にする。

   ⇒本活動の詳細については、E.FORUMホームページ(http://www.educ.kyoto-u.ac.jp/e-forum/)
     ご覧ください。


           寝屋川市立田井小学校における取り組み


 京都大学大学院教育学研究科の教育認知心理学講座と教育方法学講座の教員・院生による共同研究グループは、寝屋川市立田井小学校と連携して、授業向上の取り組みを行ってきた。同小学校が文部科学省委嘱学力向上拠点形成事業として算数科の研究を開始した2005年度より開始され、授業づくりに関わる教育方法学ならびに認知心理学の知見の提供や調査を行うなど、授業設計の段階から関わり、研究授業と事後の研究協議会への参加を行ってきた。4年目をむかえる今年度は、これまでに築いた連携体制を基盤として新たに国語科の授業向上を中心とした連携に着手し、授業での子どもの学びのプロセスと結果に迫る心理的・実証的な研究方法とのコラボレーションを追求している。



          
滋賀県立膳所高等学校における活動

 
 2006年度より、滋賀県立膳所高等学校国語科の教員と、京都大学大学院教育学研究科の教育認知心理学講座の教員と大学院生が共同研究グループを作り、批判的思考力育成の教育実践研究を進めてきた。本研究がターゲットとしている批判的思考とは、論理的、客観的で偏りのない思考であり、自分に推論過程を意識的に吟味する反省的思考である。批判的読解指導と協調学習に基づく国語科授業実践の授業観察と検討、単元の事前と事後の生徒評価の実施と分析、授業における談話過程の分析、ミーティング、学会発表などを行っている。
     


 




2007/5/1 京都大学教育実践コラボレーション・センター(c) all rights reserved