京都大学グローバルCOE「心が活きる教育のための国際的拠点」主催 講演会
「危機にある批判的思考」
(ロンドン大学教育研究所)
日時:2008年2月10日(日)13:30-15:30
場所:京都大学百周年時計台記念館2F会議室Ⅲ
京都大学大学院教育学研究科グローバルCOEの国際交流企画のひとつとして、ロンドン大学教育研究所教授、ポール・スタンディッシュ教授による講演会を開催いたします。スタンディッシュ教授のご専門は教育哲学で、デリダ、リオタール、レヴィナスなどポスト構造主義の言語哲学およびエマソンやカベルのアメリカ哲学と教育との関わりを中心としたご研究が中心です。著書は、Beyond the Self:
Wittgenstein, Heidegger and the limits of language
(1992)(単著)、Education
in an age of nihilism (2000)、The Therapy of education:
Philosophy, happiness and personal growth (2007)(共著)を含め多数あります。
今回のご講演では、当グローバルCOEの主旨のひとつである、教育学と心理学の学際的国際交流の試みとして、「危機にある批判的思考」と題し、教育哲学と認知心理学の接点に関わるご講演をしていただきます。イギリスの教育における批判的思考の動向についての批判的考察、「批判的思考」が批判的であるために求められる「危機」(crisis)の概念の哲学的議論を含め、真に批判し思考できる人間の育成について討議いたします。
なお,ご講演は英語(通訳なし)ですが、斉藤直子京都大学准教授が適宜解説をします。入場無料、申し込み不要です。
多領域からの皆様のご参加をお待ち申し上げます。
問い合わせ
楠見 孝(kusumi(at)educ.kyoto-u.ac.jp)
斉藤直子(tel/fax:
075-753-3036)
参考
ポール・スタンディッシュ教授
http://ioewebserver.ioe.ac.uk/ioe/cms/get.asp?cid=12449&12449_0=16059
http://www.shef.ac.uk/education/staff/academic/standish.html (前任校のHP)
2008.1.30