スコットランドのドラマ教育について

 

教育2回生0499万野友紀

 

 

ドラマの教育的な重要性は広く認識されている。ドラマは、若い人々の個人的、社会的発達において中心的な役割を果たしうる。ドラマでは、生徒たちは、他人と考えを発展させ発表していく過程で、問題点を探求していくことになる。

スコットランドでは、1、2学年においてドラマの専門的コースがある中等学校は半分以下である。多くの中等学生はドラマの普通科コースをうける機会が無い。調査結果によるとかなり多くのドラマの教員が有能で、本職の人であったが、スタッフ養成の機会は非常に限られている。ほとんどの部局には、ドラマの教授によく適応した施設があり、またほぼすべての所で一般的なドラマに必要な教材のうち良いものかとてもよいレベルのものが設置されている。しかしながら一般的に、より良い題材を作っていくには、スタッフや施設や教材の改善が必要である。

1から4学年まででドラマコースを提供しているのは半分以下の中等学校でしかなく、5,6学年に関してはその30%ほどでしかない。時間割ではときどき、1,2学年においては困難があるが、3学年以降においてはより一貫性があり、一般的に適当な時間が配当される。十分なドラマの部局のある学校はしばしばどの学年においてもドラマの授業を行おうと計画だてる。

調査した学校においては、ドラマの教員たちは授業内で達成できる範囲での適切な教授アプローチを行っていた。教授では、しばしば、クラス全体の反省や評価の一形態として、グループ活動や個人活動へと自然に発展していくこともある。グループ活動計画において、効果的な指導者たちは、生徒たちが共同協力活動に結びつく重要な技術を身につけるようにしようとする。これらの技術を身につけることは、特定の調査や実験作業の責任をグループから委任されたとき、特に重要である。よきドラマ指導者はまた、生徒たちに反省的、創作的両面の個人的活動にむすびつく機会を与える。最も効果的な部局では、学習過程の一部として広い範囲にわたる宿題を出すようになった。

スタッフは一般的に自分たちの興味や経験に沿って適切に効果的に展開していく。スタッフ養成は一般的に良いが、時間が有効につかえていなかったり、教員側の必要性がはっきり認識できてなかったり、コースに沿っていない場合もある。調査した部局の半数近くが、目的や方法について適切に記した有用なハンドブックを作っている。教育権威や顧問スタッフによってなされるサポートの結果、多くのエリアで、ドラマ部局の設備の質は増してきている。これらのスタッフの多くはまた、国全体の発展にも価値ある貢献をしている。