「批判的思考の認知的基礎と教育実践」第2回研究会

岩男卓実先生講演会

 21世紀COEプログラム [心の働きの総合的研究教育拠点]・科研基盤B共催

 

修了しました.参加者の皆さん,ありがとうございました.

 

日時 2007年2月27日 (火曜) 10:00-17:00

場所 京都大学教育学部2F215室(研究会)、第1講義室(講演会)

アクセス

http://www.kyoto-u.ac.jp/access/kmap/map6r_y.htm

 

スケジュール

 

         研究会     2F215室

10:00-10:20   楠見 孝(京大)    心理学における批判的思考教育の実践

10:20-10:40  松田 憲(京大)  広告情報処理ルートに批判的思考態度が及ぼす影響

10:40-11:00  平山るみ(京大) 知識提示と批判的思考が健康情報判断プロセスに及ぼす効果

11:00-11:20  田中優子(京大) 暗黙の前提が論証の評価に及ぼす効果

1120-11:40  武田明典(神田外語大)      リフレクションを促す教職授業実践

11:40-11:50    討論

1150-13:00  昼休み・打ち合わせ          レストラン・カンフォーラ

13:00-13:30   道田泰司(琉球大)            質問経験は質問力を向上させるか?

13:30-14:00  沖林洋平(広島大学)        児童生徒における読解リテラシーと批判的思考態度,情報活用能力,情報リテラシーの関連

14:00-14:30   井上典子 ・子安増生(京大) 児童期における「うそ」を含む論証課題の解決能力の発達

14:30-14:50  まとめ,今後の打ち合わせ 

14:50-15:00   休憩

 

15:00-17:00   21世紀COEプログラム [心の働きの総合的研究教育拠点]Aチーム主催

                  公開講演会   第1講義室   

                  岩男卓実(関東学院大)

                  帰納,反証,論理的思考

推論は,演繹推論と帰納推論の2つに大別できる。演繹推論は形式的な

推論ルールのみによって推論の正しさを評価できるのに対し,帰納推論は

形式的な推論ルールのみによっては,その推論の正しさを決定できない。

そのため,一般に論理的思考という場合,演繹推論との関係について論じ

ることが多い。つまり,論理的思考とは,演繹推論のように,「正しい」

思考のルールに沿って思考できることであるというのである。

 本発表では,演繹推論と関連付けて論じられることが多い論理的思考に

ついて,その帰納推論との関連を検討し,さらにその検討を通じて,どの

ような教育が論理的思考の育成にとって有効であるのかを考えたい。その

際,発表者自身が大学におけるリメディアル教育の一環として行っている

実践例についても検討したい。

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過去の記録

シンポジウム[批判的思考の心理学的基礎と実践] 日本心理学会第68回大会 (2004.9)

ワークショップ[批判的思考の認知的基礎と実践](終了) (2004.2)

 

楠見の授業実践

ポケットゼミ:批判的思考力を高める'05

認知心理学課題演習(後期)'05 

教育心理学コロキウムIA(後期)'05

 

2007.2.28

 

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