大学院

■教育心理過程論演習T・U(ToM研:Theory of Mind 研究会)
■認知過程論演習T・U(kin 1)
■学習・思考論演習T・U(BBS:Brown Bag Seminar)
■記憶・認知論演習T・U(MDM:Memory Discussion Meeting)


■教育認知心理学研究T・U(院コロ)
   教員,院生が行っている最新の研究成果や関連領域の文献を発表し,相互に議論することを通じて各自の研究内容を深め,多様な専門領域についての幅広い知識の習得をめざす。
 自分の研究テーマを時間軸(過去から現在への研究の流れ)と空間軸(近隣する他の研究領域との関わり)上に位置づけ,再吟味することによって,新たな研究の方向性を見出すことが期待される。
 各自の研究テーマについて,より高い水準に到達すべく考えを深めること,さまざまな専門分野の最新の研究動向を理解すること,および自分の研究内容を興味深く,分かりやすく報告するスキルと建設的なディスカッションを行う態度を身に付けることが本授業の目的である。
■教育認知心理学演習T・U(院ゼミ)
 

 院生と学部生の相互交流を軸として学習と研究を行う課題演習である。具体的には,教育認知心理学を専攻する院生を中心にして,その院生の提案する研究テーマに関心を持つ学部生の研究グループを作り,研究を実施する。
 前期は研究グループごとの活動を中心に進める。後期に各グループが研究成果を発表し,その内容について議論する。なお,年間2回程度の講演会も実施する予定である。
 院生は研究リーダーとして学部生を指導し研究を推進することを通して,研究者としての資質を高め,将来に備えることが期待される。
 学部生は,認知心理系・臨床心理系を問わず,将来卒業論文を作成したり大学院に進学して研究を行ううえで必須の知識やスキルの重要な部分を獲得することが期待される。
 講演と研究成果発表の時は,コメント・カードに感想を記入することで,発表者へのフィードバックならびに出席確認を行う。

■心理データ解析演習
 

本演習では,認知構造やプロセスを明らかにするための方法として,データ解析法とシミュレーションの技法を,最新の文献,ソフトウエア(SPSS, Rなど)に基づいて検討する。さらに,各自の収集したデータを解析し,モデル化することを目指す。具体的には,
(1)実験データの解析:検定力分析,分散分析,共分散分析,多変量分散分析,ノンパラメトリック検定,ロジステック回帰分析,時系列分析など
(2)認知構造の解明:因子分析,クラスタ分析,多次元尺度解析,主成分分析など
(3)認知プロセスの検討:回帰分析,判別分析,共分散構造分析など
(4)質問紙データの分析:共分散構造分析,多母集団同時分析,数量化理論,コンジョイント分析,マルチレベル分析など
(5)テキスト(自由記述や連想)データの分析:テキストマイニング,対応分析
(6)データの視覚化(visualization):探索的データ解析(EDA)など
(7)ニューラルネットワークによるモデル化,(8)メタ分析,(9)進化シミュレーション
などのテーマを取り上げたい.各自の関心に応じて他の解析法,ソフトウエアやマクロ作成法,他のシミュレーション技法,実験プログラムを取り上げてもよい。受講者は,どれかの手法を取り上げて,(a)手法の紹介,(b)利用法の説明・デモ,(c)できれば,自分たちのデータを利用した結果を紹介する。最終的には,取り上げた手法について,自分のデータを使って研究をおこない,学術論文を書くことを目標とする。

■教育心理学演習
  T.プレゼンテーション(日頭発表およびポスター発表,他者の発:表に対する質疑応答) U.学会発表アブストラクト作成、論文作成 V.英語でのディスカッション,における英語での研究発表スキルの向上を目指す。授業は演習形式で行い,プレゼンテーションおよび論文作成の一部を実際に行ってもらう。英語や英会話のスキル向上ではなく,研究を英語で発表する能力を高めるための演習とする。

■心理・教育測定論
  実験データの分析手法について包括的に講述する.基本は分散分析である.いくつかキーワードを挙げる.被験者内・間要因,平方和の分解,主効果と交互作用,多重比較,単純主効果,効果量,検定力,イータと偏イータ,標本サイズの決定,経時(縦断的)データと反復測定データ,一般線形モデルと線形混合モデル,タイプT〜タイプV平方和など
認知心理学特論
  応用認知心理学
「認知心理学を使いこなす」が講義のテーマである。現実的な問題の理解と解決に関する知識の獲得だけではなく,個人がその方法をどう実行できるかの方策を習得するのが授業の目的である。「人を間違わせる方法」(エラーはなぜ起きるかを知るために,実際にエラーを誘発する方法にはどのようなものがあり,どのようなメカニズムを背景にしているか),「説明と告知」(たんに理解しやすいかたちで知識を与えることは,説明の一部でしかない。説明に必要な要素は何か,告知の問題を含めて考えていく),「記憶の変容法」〔記憶の形成と消失にとどまらない,記憶がちがったものに変化する“記憶変容”の理論,記憶を変容させる方法を評価していく),「嘘」(人間の情報再現能力がパーフェクトではないことを考えれば,人間は自己に対しても,他者に対しても,本来的な嘘つきである。意図的なだましには,人間の認知特性を考慮したさまざまなテクニックが使用されている。嘘の認知と,嘘の生成について考えていく。)
■社会認知論
  社会的意思決定をめぐる問題群について、適応やゲームの理論をキーワードに論考する。最初にテーマの設定と教科書的なレビューを行った後、この領域での最新の研究展開について、担当者の研究も交えながら論じる。同時に参加される大学院生諸氏の研究についてもプレゼンテーションを行って頂き、建設的な議論を行いたい。