2017年5月8日(月曜日)に滋賀県立膳所高等学校の高校生15名(教員5名)に対し、講義「評価方法からカリキュラムを考える――教育方法学入門――」を提供しました(講師:教授・西岡加名恵)。

当日は、学校の授業の中で、あるいは日常生活の中で抱いている問いを参加者の方々に書き出してもらいました。続いて、「問い」と学問や学部との関係について、説明しました。あわせて、教育学部の種類について説明するとともに、教育学研究で扱われる内容や方法論などについて概観しました。その後、「パフォーマンス評価」や「ポートフォリオ評価法」といった評価方法について、小学生や中学生を対象とした実践例をふまえつつ解説しました。

講義の中では、参加者の方々にも、各教科における「本質的な問い」の特徴を議論してもらったほか、実際のパフォーマンス課題にも取り組んでみてもらいました。講義の最後には、参加者の方々に改めて自分自身の問いを書いてもらうとともに、講義の感想を記入してもらいました。

参加した高校生の皆さんからは、次のような感想が寄せられました。

  • 自分にとって重要な問いを見つけることが自らの進路を選択し、人として成長していくために大切なのだとわかりました。物事を関連づけて整理していくことでものの本質が見えてきたり、それが重要な学びに繋がっていくことに改めて気づきました。
  • 教育学というものに様々な種類があること[を知った]。そもそも教育とはなんなのか、教育が社会的に担う役割はなんなのか……など、「教育」に対するいろいろな問いによって分野も違うのである。
  • パフォーマンス評価では今までよりも複雑で高度な能力が必要とされていて、本当に必要な力について考えさせられました。また、ポートフォリオ評価は自分の学びを振り返って考えることもできるもので目的に応じて自由に使えるので、とても良いと思いました。

講義終了後にも、講師を囲んだ生徒たちから「パフォーマンス課題を実践する上での課題は何か?」「自分自身の進路をどう考えたらよいのか?」といった質問が寄せられました。

 

講演する西岡加名恵教授
「本質的な問い」について話し合う高校生