教育学研究科生涯教育学講座では、2017年3月6日(月)15時から18時15分まで、京都大学教育学部第一会議室でシンポジウム「勤労青年文化のメディアと教育をめぐって」を開催しました。

 本イベントは、院生・学生・ジャーナリスト、一般を対象に「勤労青年」文化研究の最新の成果を報告・検討することを目的に開催されました。今年に入って、佐藤卓己『青年の主張ーまなざしのメディア史』(河出書房新社2017年1月)、福間良明『働く青年」と教養の戦後史ー 「人生雑誌」と読者のゆくえ』 (筑摩書房2017年2月)が相次いで刊行されたが、こうした研究の射程を広く一般に示すことが目的である。

 冒頭で、佐藤卓己が趣旨説明を行い、報告者の日高勝之(立命館大学教授)、長崎励朗(桃山学院大学准教授)の研究を紹介した。

 報告につづいて、佐藤と福間良明(立命館大学教授)が応答した後、佐藤・福間を司会者として会場参加者も含めた討議を行った。これまで、エリート青年の教養文化や非行少年の問題行動のはざまで周辺化されていた勤労青年の「まじめ文化」の研究を発展させる上で重要な契機となりました。

 当日は、一般市民のほか、本学院生、東京大学の学生、筑波大学、東海大学、大阪大学、桃山学院大学の教員、京都新聞記者、河出書房新社編集者などメディア関係を含め約25名が参加し、盛会のうちに終了しました。

趣旨説明する佐藤卓己教授
パネルディスカッションの様子