未来の教育が生まれる場所

矢野智司 (教育学研究科長・学部長)
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大学院教育学研究科・教育学部は、来年度で創立60周年を迎えます。本研究科・学部はこの間、一貫して高度な教育と研究とを実現し、戦後の日本の教育諸科学・心理学研究をリードしてきました。これまで果たしてきた役割はとても大きなものでありましたし、これからもそうありたいと願っています。

今日のように世界が高速度で変化していく時代においては、教育の状況も学問の状況も大きく変化し、私たちはこの変化に対応することを強いられていますが、この世界の変化に受動的に対応することが本研究科・学部の役割ではありません。本研究科・学部は、なにより、この世界をよりよいものへと変容させるための知や技術や技法を生みだし、世界に向けて発信していく拠点でなくてはなりません。本研究科・学部は、教育・心・人間の真摯な研究を通して、この世界の変化によっておこる人間と教育の問題の理由と原因とを明らかにし、それをクリティカルに評価し、知的想像力でもってよりよい姿を描きだし、その姿を実現するためのプランを積極的に提示する使命があります。つまり私たちの研究科・学部は、未来の教育が生まれる場所でありたいと願っています。

そのため、教育学研究科では、(1)GCOE(教育学研究科拠点)「心が活きる教育のための国際的拠点」、(2)概算プログラム「子どもの生命性と有能性を育てる教育・研究推進事業」、(3)大学院GP「臨床の知を創出する質的に高度な人材養成(京大型臨床の知創出プログラム)」の3つのプロジェクトがすでに進行しています。

このホームページのなかに、きっと未来の教育の胎動を聞き取ることができるはずです。