生涯教育学講座は、メディア文化論、社会教育学、図書館情報学の3分野で構成される講座である。
メディア文化論は、輿論を生み出す社会空間において、さまざまなメディアの効果を時系列的に解明する学問である。歴史学、社会学、政治学、社会心理学など多様なディシプリンを積極的に活用して、メディア現象から社会と文化を読み解く学問領域である。
社会教育学は、学校教育とは時間・空間・対象やあり方が異なる、個人・集団の多様な学びや経験、人間の形成・相互関係等に、社会教育、成人教育、生涯学習の方法論や諸原理、他領域の知見等を活用する学問領域である。
図書館情報学は、図書館資料の分類、保存、提供といったサービスのあり方や、それらに関する思想等を扱う狭義の図書館学を含め、情報の生成や流通を広範囲に扱う学問領域である。

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京都大学生涯教育学・図書館情報学研究
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京都大学生涯教育フィールド研究

Homepage: 教育科学専攻・生涯教育学講座

佐藤 卓己(さとう たくみ)教授

メディア文化学:メディア史・広報学・社会教育学

公共空間におけるメディアの機能変化を歴史的に研究している。現在進行中の主な研究対象は、①政治プロパガンダの比較研究、②世論調査報道と合意形成メカニズムの分析、③青年文化と教養の変容、④うわさや流言など「あいまい情報」のメディア史など。
主要業績:『「キング」の時代―国民的大衆雑誌の公共性』(岩波書店、サントリー学芸賞)、『言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家』(中公新書・吉田茂賞)、『テレビ的教養―一億総博知化の系譜』(NTT出版)、『輿論と世論―日本的民意の系譜学』(新潮選書)、『「図書」のメディア史―教養主義の広報戦略』(岩波書店)、『青年の主張:まなざしのメディア史』(河出ブックス)など。

Homepage: http://www12.plala.or.jp/stakumi/
E-Mail: sato

福井 佑介(ふくい ゆうすけ)講師

図書館情報学:図書館史、図書館思想、図書館制度論

図書館はどうあるべきか、という言説を含め、情報や資料の取り扱いに関する思想や制度に焦点を当てて研究を行っている。そこでは、現在の議論を相対化させるために、歴史的な方法論を採用している。具体的な研究テーマは次に示す通りである。①図書館界の自律的規範の生成過程、②日米の図書館裁判にみられる法的判断と図書館思想との比較検討、③戦後図書館界の歴史的展開に関する実証的研究。
主要業績:『図書館の倫理的価値「知る自由」の歴史的展開』(松籟社、日本図書館情報学会賞)、「図書館の倫理的価値の展開と限界」『図書館界』64巻6号(日本図書館研究会「2013年度図書館研究奨励賞」受賞)など。

種村 文孝(たねむら ふみたか)助教

 社会教育学:専門職教育、生涯学習、成人教育、法教育

現代社会の中で専門職や市民に求められている教育/学びに関心がある。その中でも、法律専門職養成及び市民の法リテラシー育成に焦点を当てて研究している。具体的なテーマは、①日英米における法律専門職養成の現代的改革、②裁判員制度の導入と市民の法教育、③専門職・社会人による専門的なボランティア活動(プロボノ活動)における学び。
主要業績:「専門職養成におけるプロボノ活動の導入と実践評価―カーディフロースクールの事例から―」『京都大学大学院教育学研究科紀要』第63号など。

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